So-net無料ブログ作成
ブログパーツ
 

現在の日本に広がる偏見と憎悪 [雑感]

 公立図書館所蔵のアンネ・フランク関連の書物が大量に毀損されているという事件が起こった。この事件の報道に接して、私は、あの神戸連続児童殺傷事件、いわゆる酒鬼薔薇事件を思い出した。知らない人はWikiの解説を読んでください(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A5%9E%E6%88%B8%E9%80%A3%E7%B6%9A%E5%85%90%E7%AB%A5%E6%AE%BA%E5%82%B7%E4%BA%8B%E4%BB%B6)。


 あの事件は、最初の段階は動物虐待行為だった。そこから殺傷事件へ、そしてあのセンセーショナルな殺人にエスカレートしていったのだ。


 書物を毀損するという行為は、動物虐待に比べるなら軽い行為であると思う人もいるかもしれないが、そんなことはない。書物を毀損することは、焚書という行為がつねにそうであるように、特定の人間の集団に対する憎悪の産物だからだ。


 この事件を報じたイギリス『ガーディアン』紙は、その記事の最後で、米国ロサンゼルスのユダヤ人人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」のアブラハム・クーパー副センター長の言葉を伝えている(http://www.theguardian.com/books/2014/feb/21/anne-frank-books-vandal-attacks-tokyo-libraries)。



"I know from my many visits to Japan how much Anne Frank is studied and revered by millions of Japanese. Only people imbued with bigotry and hatred would seek to destroy Anne's historic words of courage, hope and love in the face of impending doom," said Cooper. "

 「何度も日本を訪問した経験から、アンネ・フランクが何百万という日本人によって愛読され敬愛されているということを私は知っています。迫りくる運命に直面しながら勇気と希望と愛をつづったアンネの歴史的な言葉を破壊しようとする人がいるとすれば、それは偏見と憎悪に染まった人だけです」とクーパー氏は語った」。



 しかし、残念ながら、この「偏見と憎悪」が現在の日本の広い範囲に漂っていることを、今回の事件は暗示している。たぶん、いたるところに、こうした「偏見と憎悪」は存在しているし、それを助長する空気もいたる所に満ちている。そしてそれは、いずれもっと別の方向にエスカレートしていくことになるのではないか。そういう危惧の念を私は抱いているが、それと同じ思いの人は少なからずいることだろう。あるいは、いるのではないだろうか?そう願わずにはいられないのである。







コメント(0) 
共通テーマ:ニュース

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。