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高血糖と認知症を関連づける研究が出る [海外メディア記事]

 高血糖と認知症の関連性に、近年関心を寄せる研究者が増えているようだが、その関連性の理由は解明されていないようである。

 『ニューヨーク・タイムズ』が伝える今回の研究も、その関連性の存在を事実に基づいて示したものであって、やはりその理由にまで肉薄しているわけではないようだ。


 しかし、科学的理由はともかく、高血糖と認知症に関連があることは確かなようである。私のような門外漢にとっては、やはり糖質カットのダイエットがいいのかと短絡的な観点から、興味をそそられるトピックである。まあ、見当違いな関心ではあるが、こういうことにも関心をもっておこうと思って紹介する次第。





High Blood Sugar Linked to Dementia

By PAULA SPAN
August 9, 2013, 12:27 pm

http://newoldage.blogs.nytimes.com/2013/08/09/high-blood-sugar-linked-to-dementia/?src=me




 高血糖が認知症に関連づけられる



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新たな研究で、高濃度の血中グルコースがアルツハイマー病や脳血管性認知症のリスクの増大に関連づけられた。



 
 糖尿病の人は、そうでない人に比べて、アルツハイマー病やそれ以外の認知症に直面するリスクがいっそう高い。この関連は、科学者や医師がここ数年関心寄せてきたものだ。しかし彼らはそれを説明できないでいる。


 そんな中、血中グルコースの濃度が上がると――糖尿病をもっていない人においても――認知症のリスクが高くなることを示す新たな観察研究が、ワシントン州の大規模な健康管理システムから報告された。この結果は木曜日に『ニューイングランド医療ジャーナル(The New England Journal of Medicine)』に発表されたが、それは「血糖と脳についてのわれわれの考え方に影響を及ぼすかもしれない」と、この研究の代表執筆者のワシントン大学の医学部助教授であるポール・クレーン(Paul Crane)博士は語った。



 研究者たちは、非営利の健康管理組織である「グループ・ヘルス(Group Health)」の2067人のメンバーの血中グルコース濃度を平均して約7年間にわたって追跡した。調査が始まったとき、2型糖尿病をもつ患者もいたが、ほとんどは糖尿病をもっていなかった。認知症の患者は一人もいなかった。


 長年にわたり、「グループ・ヘルス」の医師の診察をうけるとき、参加者は血中グルコースの検査も受けていた。「それは日常の診察のよくある検査ですからね」とクレーン博士は言った。「このデータで驚くべきチャンスを手にしたのです。1988年以降のすべての検査結果を、私たちは利用できたのですから」。


 参加者(平均開始年齢は76歳だった)は隔年で認知症スクリーニングの検査を受け、その結果を「グループ・ヘルス」に報告し、結果が正常以下である場合は、さらなる検査と評価を受けた。調査が進むにつれて、約四分の一の患者がある種の認知症(その多くはアルツハイマー病か脳血管性認知症だった)を発症した。


 血糖濃度を測定するために、研究者たちは空腹時と非空腹時両方のグルコースの測定値を糖化ヘモグロビンの測定値と関連させたが、それは、そうすることでもっと正確な長期的イメージが提供されるからである。研究者たちは、また、高血圧や喫煙のようなすでに認知症に関連づけられている心臓循環系の他の要因のデータも考慮に入れた。


 「血中グルコース濃度が高くなればなるほど認知症のリスクが一貫して高まっていましたし、それは糖尿病を持っていない人でもそうでした」とクレーン博士は言った。特に興味深いのは「認知症のリスクがもうそれ以上高くならないとか低下しないといった閾値や地点がないという点です」。つまり、認知症との関連性は、血糖値が高まれば上昇し続けたし、スペクトルの反対側でも、血糖値が低くなれば減少し続けたのである。


 このことは、正常と考えられているグルコースのレベルでも当てはまった。血糖値が1デシリットル当たり115ミリグラムである人々においては、血糖値がそれよりもわずかに低い100ミリグラム/ dLの人々に比べると、認知症のリスクは18%高かった。このような結果は、糖尿病をもつ人々でもはっきりしていた。グルコースの平均値が190ミリグラム/ dLの患者は、その平均値が160ミリグラム/ dLの患者に比べると、認知症のリスクは40%も高かった。



 このような長期におよぶ研究は人々の違いに対する洞察を提供してくれるが、なぜ血中グルコースが高くなると認知症につながるのかを説明してくれるわけではないし、血中グルコースが低くなると認知症を防ぐことになるのかどうかを語ってくれるわけでもない。


 「丘をいくつも越えて走ったり、馬鹿らしいダイエットを試みたりすべきではないのです」とクレーン博士は警告した。こうした疫学調査がさらなる調査の道しるべになることはあるが、「行動を変化させて個人の血糖値を下げると、認知症の個人的なリスクも下がるというようなことを、今回の研究が示していることはありません」と彼は述べた。



 この研究が記録している血中グルコース濃度について言えば、「それは、臨床的に言えば、大きな違いではありません」と、ボストンのジョスリン糖尿病センターで高齢者の糖尿病プログラムを指揮している老年病専門医で内分泌学者のメドハ・ムンシ(Medha Munshi)博士は述べた。彼女はこの研究には参加していない。「私は、今回の研究に基づいて、糖尿病管理のために私が定めた目標を変更するつもりはありません」。また彼女は、血中グルコースが115ミリグラム/ dLの人に、認知症のリスクがいっそう高くなっていますと警告することもないでしょうという。



 糖尿病そのものは健康や生活の質に対して多大な脅威になりうるので、彼女は患者に、糖尿病を回避するために、規則的に運動したり正常な体重を維持するといった健康維持の習慣をつけなさいと説くという。そうすることで患者が認知症のリスクを下げるならば――それを知るには、介入に焦点を当てた別の研究が必要だろう――、それはボーナスというものですというのである。


 この研究は、「脳が、高血糖によるダメージが及びやすい器官であるさらなる証拠を提供するものです」とムンシ博士は述べた。「そして、なぜそうなのかの理由については、誰もがまだ研究している最中なのです」。




」(おわり)












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