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インカの人身御供の犠牲者にはコカの葉やアルコールが与えられていた [海外メディア記事]

 インカ帝国で人身御供として選ばれた子供の毛髪を調べた結果、死ぬ一年前から栄養状態に変化があったことが判明。おそらく、人身御供に選ばれた時点から、普通の食事の代わりに酩酊を催すアルコールやコカの葉を供されていたのだろう、と研究は推測する。それを紹介するドイツ『シュピーゲル』の記事より。


 人身御供の模様の詳細な記録を私はかつて読んだことがあるが――それは19世紀のシベリアの記録だった――、犠牲となる人間には、ありとあらゆる贅沢――性的快楽も含む――が許されたと記憶している。今回の研究結果の「アルコールやコカの葉」の摂取も、普通では味わえないそうした贅沢の一環なのだろう。選ばれた時点で、彼らは死者と見なされるからだ。






Inka: Ausgewählte Opfer bekamen Koka-Blätter und Alkohol

Montag, 29.07.2013 – 23:14 Uhr

http://www.spiegel.de/wissenschaft/mensch/inka-ausgewaehlte-opfer-bekamen-koka-blaetter-und-alkohol-a-913671.html





インカ: 選ばれた犠牲者にはコカの葉やアルコールが与えられた



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「ユヤイヤコの少女」:口の中でコカの葉(写真Cの緑の部分)





 インカの人々は儀式の中で子供や若者を殺した。明らかに、数か月前に選ばれて自らの最期に対する心構えを――麻薬を用いて――させられた犠牲者もいた。



 インカの人々には、人身御供として選ばれたぶん何か月も前からアルコールやコカの葉を用いて死の準備をさせられていた子供がいた。この慣習は、アルゼンチンのアンデス山脈から発見された500年前に亡くなった三体の子供のミイラを研究した結果、国際的な研究者のチームによって裏づけられた。専門誌『米国科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences)』で科学者が報告したように(http://www.pnas.org/cgi/doi/10.1073/pnas.1305117110)、アルコールとコカを摂取することは犠牲として死ぬための儀式的な準備の一部だった。


 ブラッドフォード大学(英国)の考古学者アンドリュー·ウィルソン(Andrew Wilson)を中心とする科学者チームは、調査のために、1999年にユヤイヤコ火山の山頂近くで発見された三体の子供の遺体の毛髪をとりわけ詳しく調べた。その三体は高地で凍結状態にあったので、保存状態はとても良かった。ユヤイヤコ火山は、今日ではアルゼンチンとチリの国境にある。



霊の世界への接近



 コカとアルコールがインカの人身御供で役割を果たしていたことは、すでによく知られていた。毛髪の残留成分を調べることで、こうした儀式がいかに準備されたのかについてより正確な結論を下すことができるようになった。それによると、もっとも年長である13歳の少女の栄養状態は、死の前年に劇的に変化したようなのだ。おそらく彼女は一年前の時点で犠牲者に選ばれ、その時点から特別な配慮を受けていたというのだ。


 アルコールはトウモロコシから醸造されたチチャという酒である。コカの葉はコカインの原料で、噛むとこれも酩酊の作用が生みだす。インカの人々は、酩酊が霊の世界への接近を可能にすると信じていた。「コカとアルコールは、普通とは違う、聖なるものと見なされる状態をもたらす物質だった」と研究論文では書かれている。論文の著者たちは、酩酊を生み出すこれらも、子供たちを儀式に従がわせるのに役立っただろうと示唆している。


 消滅したインカ帝国における人身御供の儀式は、カパコチャ(Capacocha)という名前で知られている。選ばれた子供たちは、通常、長い距離を歩いてインカの首都であるクスコで行われる儀式に参加し、そしてその後で数百キロ離れた山頂に向かった――そしてそこで子供たちは犠牲に捧げられたのであった。







」(おわり)












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