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アスペルガー症候群が新しいDMSから削除される [海外メディア記事]

 来年3月に出る新しいDMSから、アスペルガー症候群が削除されることになるという。これが自閉症に関する新たなアプローチの到来を意味するのか、それとも、単なる名称の問題なのか、まだはっきりしないが、いずれ大きな話題になることだろう。

 イギリス『ガーディアン』紙の記事より。




Asperger's syndrome dropped from psychiatrists' handbook the DMS


Staff and agencies
guardian.co.uk, Sunday 2 December 2012 03.20 GMT

http://www.guardian.co.uk/society/2012/dec/02/aspergers-syndrome-dropped-psychiatric-dsm






アスペルガー症候群が精神科医のハンドブックであるDMSから削除される


精神障害の診断と統計の手引き(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders:DSM)第5版はアスペルガー症候群を自閉症と統合し、失読症のカテゴリを広げた





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 アスペルガー症候群と診断された英国のハッカーのゲイリー·マッキノン(Gary McKinnon)。この疾病は、アメリカの精神障害のハンドブックであるDSMから除かれ、その症候群も自閉症スペクトラム障害でカバーされることになった。





  アスペルガー症候群が、世界中の専門家にとって最も影響力のある指針の書の一つである『精神疾患の精神科医の診断と統計マニュアル(DSM)』から削除されることになった。


 「アスペルガー障害(Asperger's disorder)」という用語はこの『マニュアル』の最新版である第5版には登場することはなく、その代わりに、新しく追加される「自閉症スペクトラム障害(autism spectrum disorder)」という(すでに広く使われている)用語のもとに現われることになる。この包括的な診断名には、穏やかな自閉症児だけではなく、話したり人と関わりをもったりすることのない重度の自閉症の子どもも含まれることになる。


 イギリスのハッカーであるゲイリー・マッキノンはアスペルガーと診断されたが、その診断もあって、政府は彼をサイバー犯罪の容疑でイギリスからアメリカに引き渡すことをしない決断を下した。


 DSMは、程度の差はあれ多くの国で使用されている。イギリスを含む一部の国では、世界保健機関が出版する『疾病及び関連保健問題の国際統計分類(International Classification of Diseases :ICD)』を使ったり、両方のハンドブックを組み合わせて使っている精神科医もいる。


 DSMへの他の変更としては、異常に悪性で頻繁に生ずるかんしゃく( temper tantrum)は「DMDD(破壊的気分失調障害 Disruptive Mood Dysregulation Disorder)」として診断されることになる。この変更を支持する専門家によれば、これは双極性障害と誤診され強力な向精神薬の治療を受けている子どもがあまりに多いことに懸念が生じていることに対処するものだという。


 間違った性に生まれたと強く考えている子供や大人に対して用いられている「性同一性障害(Gender Identity Disorder)」という名称は、「障害」という語に付きまとうマイナスのイメージを除くために、「性別違和症候群(gender dysphoria)」に置き換えられつつある。専門家は、この変化を数十年前の診断マニュアルで精神疾患としての同性愛を削除した動きと同じだと見なした。


 今回の改訂は、アメリカやその他の国で精神科医によって使用されているこの診断ガイドの約20年ぶりの大幅な書き換えの一環である。こうした変更は土曜日に承認された。



 すべての改正点の完全な詳細は、米国精神医学会の新しい診断マニュアルが発表される2013年5月に判明する。この変更は、医療保険や専門教育のサービスのみならず、世界中の何百万人もの子どもや大人の診断と治療に影響を与えることになるだろう。


 今回の改訂の目的は、精神疾患と診断される人間の数を増やすことではなく、関連する人々がもっと適切な診断を受けることで最も適切な治療を受けられるようにすることです、と今回の改訂委員会の委員長を務めたピッツバーグ大学の精神科の教授であるデヴィッド・カプファー(David Kupfer)博士は述べた。


 最も熱い論争があった変更の一つは、さまざまに幅のある自閉症をどう定義するかだった。委員の中には、アスペルガーに対する特異診断を削除するという考えに反対する者もいた。その障害をもつ人々はしばしば狭いテーマに関しては高い知性と膨大な知識をもっているが、社会的なスキルを欠いているからである。アスペルガーの子どもをもつ家族の中には、自分たちの子どもが診断名を失い、もはや特別なサービスの対象とならないことを恐れて、いかなる変更にも反対したが、そういうことになることはないと専門家たちは言い続けてきた。


 失読症の人々も今回の更新を注視していた。読書障害をもつ人の多くは自分たちの診断名が削除されるのを望まなかったが、実際、削除されることはないようだ。その代わりに、新しいマニュアルは、失読症を含むいくつかの疾病をカバーする――文字を理解したり書かれた文字を認識するのに困難を引き起こす――より幅広い学習障害のカテゴリーを載せることになるだろう。

 
 新たな版の簡略化された名前はDSM-5である。グループのリーダーたちは、マニュアルが刊行されるまでは詳細が明かされることはないと述べたが、変更があることは認めた。2000年版のマニュアルはわずかな変更をしただけで、最後の大幅な改訂版が出たのは1994年だった。





」(おわり)




















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