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中国の反日デモを日本人はどう考えているか [海外メディア記事]

 日中間の緊張に関して、日本人の言い分を取り上げた『ワシントン・ポスト』紙の記事を紹介する。

 日本人の言い分といっても、新聞やテレビの報道ではなく、2チャンネルの書き込みに材料を求めているのが興味深い。2チャンネルも役に立つことがあるんだな。

 記事を読んで気になったのは、欧米のメディアでは中国人の言い分は何度も取り上げられているが、「一般の日本人の見方」はほとんど「黙殺」されてきたと書かれてあること。


 やはり、日本の発信力の弱さがここにもあらわれているのかなと感じる。若い学生で海外に留学する人がすっかり減ってしまったことはその一例だが、ここ10数年で日本人はすっかり内向きになってしまった。そんな外国との接点の減少がこういう所にもネガティブな影響を与えているのは間違いないと思う。




“The Imperialist Nation Is China”: What Japanese Internet Users Think About the Diaoyu Protests

By Emily Parker | Posted Saturday, Sept. 22, 2012, at 4:53 PM ET

http://www.slate.com/blogs/future_tense/2012/09/22/diaoyu_protests_what_japanese_internet_users_think_of_the_chinese_protests_.html?wpisrc=xs_wp_0001




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「帝国主義国家は中国である」:日本のインターネット・ユーザーが釣魚島をめぐる抗議行動について考えていること


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 最近、東シナ海の無人の島を日本が国有化したことに端を発した反日デモが、中国全土で猛威を振るっている。中国の国家主義的な見解では、この抗議行動は1930年代および1940年代の中国を辱めた日本の「帝国主義者」に向けられたものだ――9月18日は日本の中国侵略の手始めとなった「満州事変」の81周年の日だった。


 日本人の事態の捉え方は非常に異なっているが、それは誰もが知っているものというわけではない。われわれは、騒々しい抗議活動をしている中国人の主張を聞いたり、中国版ツイッターである「微博」上でもっと穏やかな書き込みを読んだりしてきたが、西側のメディアは一般の日本人の見方はほとんど黙殺してきたからだ。


 一般の日本人が考えていることを見るために、私は日本で最も有名なインターネットの掲示板サイトである2チャンネルを見てみた。2チャンネルは平均的意見よりも右寄りと広く考えられていて、決して国民全体の感情を代表しているわけではない。それでも、いくつかの領域で、全国での人気サイトで28位にランクされている(http://www.alexa.com/topsites/countries;1/JP)このサイトは、日本のウェブ文化の「心臓部」(http://neojaponisme.com/2012/05/30/are-japanese-moe-otaku-right-wing/)と考えられている。その魅力の一部は、ユーザーの匿名性を容認しているので、日本のメディアでは概して見出だせない率直さがそこでは可能になっていることにある。たしかに、中国に関する2チャンネルの見解をとてもざっと調べてみたとき、私は火を吐くような激しいあおりの発言に出くわした。しかし、とてもためになるコメントもあった。


 まず第一に、日本人は中国を被害者として見てはいない。中国のナショナリズムは、好戦的に見えるかもしれないが、第一次アヘン戦争と1842年のイギリスによる香港割譲にまでさかのぼる「屈辱の一世紀」にいまだに苦しんでいるという感覚に根ざしている。しかし、過激な中国人が理解していないのは、中国以外の世界――特に日本――は中国を負け犬と見ていないということだ。



 2チャネルのあるスレッドは、日本を含む「統一」中国の地図が赤く塗られて掲げてある。「今日の中国は世界で最も攻撃的な国だ」とあるコメントは答えた。別のコメントは「どう見ても、帝国主義国家は中国だ」と言った。また別のコメントは「「打倒日本の帝国主義!」――時代錯誤の領土拡張の野心を持っている人間からそんなことは言われたくない」。別の議論スレで、あるコメンターは「次の第三次世界大戦は中国対世界となるだろう」と書いた。日本がさらに強力な軍事力を発展させ、日米安全保障同盟にあまり頼らないようにしようという呼びかけもあった。「アメリカの力が弱くなったいま、日本は自分の国土を守らなければならない」。


 日本企業に対する中国人の攻撃は、店を閉めなければならなくなった日本企業が出るほど非常に過激なものになった。しかしながら、いわゆる反日デモ隊が日本の企業ではないブランドを攻撃したとき、その攻撃はあまり意味のないものになった。ロレックス、ディオール、マクドナルドや韓国の企業であるサムスンなどのブランド企業を標的にした略奪と破壊の報道について多くのコメントがあった。辛辣なコメントには「いつからロレックスは日本の企業になったんだ?」とか「たぶん、金持ちの中国人で、日本でロレックスの時計を買ったのがいたんで、ロレックスは日本企業だとデモ参加者は思ったんだろ」などというものがあった。皮肉たっぷりのこういうコメントもあった。「ロレックスを盗むことまで愛国無罪と見なされるのか? 中国は理想的な国だな、住んでみたいよ」 。



 日本のコメンターも、いま世界中で発せられているのと同じ問いを提起している。つまり、この抗議運動は日本を標的にしたものなのか? という問いがそれである。日本の人々の考えは、中国人の怒りは国内の諸問題の方に向けられているというものだ。日本の企業や他の外国企業への攻撃に関連して、あるレスは、「中国では貧富の格差がひどいので、貧しい人々は、金を稼いでいるという理由だけですべての外国企業を憎んでいる」と書いている。


 こうした無差別攻撃の結果、中国が経済大国になるに相応しい国かどうかについての疑問が湧きあがってきた。あるコメンターが言うように、「中国は本当に世界第2位の経済大国なのか?」という疑問だ。 ついこの前までは、日本がその地位を占めていたのだ。



 これらのコメントには、もし中国が日本にその戦時中の行動を謝罪してもらいたいと望んでいるとしても、最近の抗議行動はその目的を達成するひどい方法だったということを示すさらなる証拠があがっている。デモは、中国人男性がトヨタ車に載っていたために激しく殴打されるという報道にあるように、馬鹿馬鹿しいものから悲劇的なものに至る様々な結果を伴いながら、暴力と手当たり次第の略奪になってしまった。その一方で、反撃に転ずる日本人もあらわれた。土曜日の東京では、数百人が中国の主張に抗議するデモを繰り拡げた。

 
 悲しいことだが、自分たちは日本にひどい扱いを受けたと多くの中国人は心底思っている。彼らは、日本の第二次世界大戦時の振る舞いだけでなく、中国人にどれほどの苦しみを与えたかを日本が認めないことを引き合いに出す。この抗議デモがあった後となっては、こうした正当な抗議が日本に聞き入れられることは更になくなっていくことだろう。



」(おわり)


















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