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コロラド銃乱射事件の犯人像 [海外メディア記事]

 昨年の7月22日にアンネシュ・ブレイビクがあのテロ事件を起こしてから一年を迎えようとしている7月20日に、今度はコロラドで銃乱射事件が起こった。

 ブレイビクの場合は民族主義的な主張が一応はあったが、今回の事件を起こしたジェームズ・ホームズにはそうした政治的主張は無いような気配が漂っている(が、まだ判らない)。ホームズは、生物学系のまじめな大学院生だったが、最近は成績が下降気味だったようだ。その経緯に触れている『ワシントン・ポスト』紙の記事を紹介する。


 いずれにせよ、毎年7月の3分の2をすぎた頃になると、無差別殺人に対する警戒が必要になってくるのかもしれない。



James Holmes, held in Colorado shooting, had academic promise but was struggling

By Carol D. Leonnig and Joel Achenbach, Saturday, July 21, 4:30 AM


http://www.washingtonpost.com/national/health-science/james-eagan-holmes-held-in-colorado-shooting/2012/07/20/gJQA213UyW_story.html?tid=pm_national_pop


「 
 コロラドの銃乱射事件で逮捕されたジェームズ・ホームズ(James Holmes)は有望な学業成績をあげてきたが、最近は成績不振に苦しんでいた


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 伝えられるところでは、金曜日の未明、彼が全身黒の防弾衣服に身を包み、拳銃と散弾銃と急襲用ライフルをかかえながら、コロラド州オーロラでバットマンの映画を上映していた映画館に歩いて入りこんだようだが、それ以前のジェームズ・ホームズは神経科学の大学院生だった――「精神病理・神経疾患の生物学的基礎」といった名称の授業に出席する博士論文提出資格をもつ学生だった。

 彼は、内向的だが人に好印象を与えるとても物静かな若者として知られていた。ホームズ(24)は、つい最近まで有望な学業成績を残していた。彼は、サンディエゴ郊外の高校からは成績優秀者に与えられる奨学金を取得していた。優秀な成績で大学を卒業した。そこから、彼はデンバーにあるコロラド大学の大学院に移った。


 そしてその後何かが変わった。今年の春ごろ、ホームズはひどいテストの点数に苦しみ始めた。そしてついに学校をやめようと決心した。

 その次のステップが恐るべき暴力への転落だったようだが、なぜそうなったかは謎のままである。


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 金曜日の夕方の時点では、ホームズの代弁をする人間は一人も現れてはいない。彼は月曜日に出廷し、数日後には正式に起訴されることになるだろう。


 確かなことは、真夜中に「ダークナイト・ライジング」が上映されていたオーロラの映画館「センチュリー16」に侵入する前に、この殺人者は、まるで自分が特殊部隊員であるかのように、まるで映画の中の悪漢であるかのように準備を進めており、この犯罪を入念に計画していたことである。

 銃乱射犯は、弾道ヘルメット、弾道ベスト、弾道レギンス、喉のプロテクター(throat protector)、鼠蹊部のプロテクター、手袋、ガスマスク――そのすべてが黒だった――を身に着けていた。警察によると、ホームズは10数人を殺害し58人を負傷――その多くに銃創があり重傷――させた後で、警官が劇場の後ろで彼に対峙するようになると事もなげに降伏したそうだ。

 
 警察は銃乱射の動機については一切議論するつもりはないという。警察によると、ホームズはオーロラのアパートに爆発物があることを尋問の際に明かした。彼らがアパートに行き窓越しに室内をのぞきこむと、それは多様な化学兵器や発火物がワイヤで結びつけられたブービー・トラップ(=ドアを開けた瞬間に爆発する装置)だったことが判明した。


 オーロラで起こったことは、デンバー郊外で起きた別の銃乱射事件、1999年にリトルトンのコロンバイン高校で起きたあの銃乱射事件のゾッとする思い出を蘇らせる。どちらも劇場性という要素をもち、最大の死傷者と最大の注目度をめざす明白な欲求をもっている。


 ニューヨーク市の犯罪科学委員会の議長として大量殺傷事件を研究し証言してきた法精神科医のマイケル・ウェルナー(Michael Welner)によると、こうした事件を引き起こす人物は、決まって、著しくパラノイア的で社会全体に敵意を抱き、悪名を得たいという欲望から殺人を犯そうと決心するのだという。


 「こういう人間は、満足のいく性的な愛情を形成することができない人間であり、彼らの男らしさは本質的に破壊の欲求に取って代わられているのです」とウェルナーは言った。「このような事件を引き起こす圧倒的多数が男性であるのは、我々の文化において、男性のアイデンティティが破壊の能力にとても密接につながっているからです」。


  しかし、デューク大学医学部の教授で暴力と精神疾患の専門家であるジェフリー・スワンソン(Jeffrey Swanson)は、なぜある人が大量殺人の事件を起こすのかについて結論を性急に求めるべきではないと述べた。

 「そういう人間は若くて男性である傾向があるし、孤立傾向があるとも言えるでしょう。そのような説明の問題点は、それと同じ特徴を満たしていながらこうした事件を決して起こさない人間が何万といるということなのです」とスワンソンは述べた。



」(おわり)







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