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ホームレス:リー・ジェフリーズの写真 [海外メディア記事]

 リー・ジェフリーズ(Lee Jefferies)が撮ったホームレスの写真が『ガーディアン』紙でひときわ目を引いたので、ハンナ・ブースのコメントとともに紹介しよう。

 
 リー・ジェフリーズはアマチュア写真家だそうだ。あるとき興味本位で女性のホームレスを遠くから撮影していたところ、本人に気づかれてしまった。とっさに立ち去ろうとしたが、なぜかその女性ホームレスに話しかけたい気持ちが芽生えた。それがきっかけとなって、ホームレスを撮り始めるようになったらしい。

 アマチュア写真家といっても、彼の名前をグーグルで検索してみると、多くのブログで彼の作品が取り上げられていて、すでにかなり有名になっているようだ。確かに、どれもが目を奪い取るような写真ばかりだ。



Photographs: Lee Jefferies. Commentary: Hannah Booth
guardian.co.uk, Friday 20 January 2012 17.00 GMT


http://www.guardian.co.uk/artanddesign/gallery/2012/jan/20/big-picture-homeless-lee-jefferies






ホームレス:リー・ジェフリーズの写真


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 画家の絵筆のストロークのように、これらのホームレスの顔にあってはどの毛穴でも、どの皺やどの傷跡や髪の毛の一本一本も際立って見える。親切そうで波打つような目をした人もいれば、警戒しているように見える人もいるが、ほとんどの顔が、風雨にさらされた肌と鋭い目つきのため、路上生活の厳しさを語っている、おそらくは本人が語るよりもより良く語っているのだ。


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リー・ジェフリーズの肖像画は毅然としていると言えるかもしれないが、美しくもある。品のある頬骨の女性、中世の英雄物語に出てくる英雄にも似た初老の男性。これらの写真は、余分な空間を切り詰め、被写界深度を浅くして、被写体となる人間に肉薄している。どんな細部も省かれてはいない。背景が溶け去って焦点が合うのは、鼻水の垂れた鼻や、肌のしみや骨ばったひげ面だ。  


3.

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 画像は高度に様式化され、事後的に芸術的な処理を施されている。ジェフリーズは顔に光を当て 皺によって生み出される陰影を深いものにしている。だからまるでスタジオで撮影されたように見えるが、実は、ジェフリーはほんのちょっとの手間をかけて、被写体のホームレスが飽きたり気が変わったりしないうちに、路上で、自然光のもとで撮影している。彼が使う唯一の小道具といえば、被写体となる人にあごの下に持ってもらう小さなリフレクターだけである。


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ジェフリーズはアマチュアの写真家で本業は経理の仕事をしているのだが、ホームレスの人々を撮り始めたのは2008年だ。ボルトンの自宅からロンドンを訪れたとき、ライチェスター・スクェアで苦しい生活をしている若い女性に目を奪われた。遠くから盗み撮りをしようとしたが、その女性に見つかってしまった。そこで彼は歩み寄って話しかけた。その時以来、彼は、ロサンゼルス、ニューヨーク、ローマ、マンチェスターのダウンタウンのホームレスを撮影し続けている。


5.

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彼は被写体となる人を慎重に選んでいるが、普通は、視線の背後にあって、その人の人柄を伝えたり感情を示すようなものを探しているという。何か注文をつけるようなことは全くしないと彼は主張する。そして、いつも、お礼としてお金をあげることにしているのだとも。



6.


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7.


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」(おわり)







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