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代官山ASO チェレステ 日本橋店で一席を設ける [雑感]

 連休中は、私以外の家族は旅行に行っていたのだが、東日本を避けて関西に行くというその心意気(の無さ)に賛同できないこともあって、私は外出を控え自宅で静養に努めていた(「小人閑居して不善を為す」わけでもなく、不善も何も、あまり積極的に何かをなそうという気持ちが起こらなかった。外食はよくしているが感想をいちいち書く気にならない。ブログもすっかりご無沙汰になってしまった。この傾向はしばらく続くかもしれない)。

 でも、全くどこにも出向かないのも恰好がつかないので(特に妻の母に対して)、家人が帰京したその晩に一席設けることにした。


 こういう場合、義母に配慮して和食にするか、それとも子供の好みを優先して中華にするのだが、ちょっと目先を変えてイタリアンにしようと考えた。義母があるとき「イタリアンをたまには食べたい」と言うのを私が覚えていたからだ。義母が定宿にしている人形町のホテルの近辺にも良さそうな店があったのだが、小学生の子供はO.K.なのか問い合わせる必要性が出てくる。それは面倒なので、たぶんそういう必要性のない三越本店新館の一番上にある店を選んだ。

 店の正式な名称は「代官山ASO チェレステ 日本橋店 」だが、少し長たらしいのがくどくて嫌味っぽい。代官山という地名に何の思い入れもない人間にとって、わざわざ「代官山」を冠するのは無意味に見えるのだが、そうは思わない人の方が多いのだろう。土地の本来の格から言えば、日本橋と代官山では比較にならないのだが、代官山に本拠を置く店が日本橋くんだりに支店を出してやったと言わんばかりの主張が店の名称に込められているようで、それはそれで面白いと言うべきなのだろうか?  

 まあ、そんなことはともかく、結果から言えば、まずまずだった。家族連れの客が少なくないせいだろう、店側の子供に対するサービスは申し分なかった。よほど徹底した教育がなされているのだろう。メニューにない子供向けの一品を頼むと、気軽に持ってきてくれた。それと、やはり老齢の客が多いせいだろう、もう老齢の域に達している義母にも受け入れられる味であった。頼んだコースの関係もあるのだろうが、和食として出されても違和感のないような一品もあった。長ったらしい店名が抱かせる取り澄ましたような雰囲気はなく、ごく普通の和やかな空気が店内に満ちていた。(そうなると店名の「チェレステ」が少し浮いてしまうのだが、まあ気にしないでおこうか)。

 その日頼んだのは「オールシェフ饗宴コース」。一品ずつ違う料理長が腕を振るう競演の饗宴。まあ、業界人や内輪の人には受けるだろうが、それ以外の人間にはどうだろうか? まあ、その点も措くことにして、後学のために一品ずつ紹介しておこう。 

 前菜:さっと火を通したオマール海老と帆立のソテー。アーモンド薫る南瓜のピュレとグリーンピースのアイス添え。

 これは皆に好評だった。特に、私の妻は、どんなジャンルの料理でも、軽さとヴァラエティーのために、前菜料理をもっとも好む傾向があるが、この晩も例外ではなかった。





パスタ:桜海老のフリットをのせたタリオリーニ。サーモン入り春キャベツのクレマを添えて。

 ラーメン界でいう「和えそば」。こういう趣向は一瞬楽しくなるが、こういう趣向によって肝心の味が良くなるかと言うと、そうでもなかった。 









魚料理:あいなめのスープ仕立て。ジェノペーゼ風味の帆立のムースを添えて

 やはりこれも別に用意されたスープをかけていただく「和え物」の一種だが、和えた結果はと言うと、まるで和食のテイストになっていた。上で老齢の方にも受け入れられる味とかいたのはこの一品。あいなめのカリカリに焼いた表面とスープのミスマッチが却って面白い趣向になっている。義母がいたく気に入っていたのが何より。 





肉料理: イベリコ豚の炭火焼。オッソブーコ風。

オッソブーコ(ossobuco)とは、手持ちのイタリア語の辞書によると、「骨髄のはいっている子牛の骨付きすね肉の煮込み」のこと。写真では判りづらいが、イベリコ豚の上に、くり抜いた中心部分に脂を仕込んだゴボウが載っており、そのゴボウとイベリコ豚のアンサンブルがオッソブーコ風だということらしい。しかし、手が込んでいる割には美味いとは感じられなかった。ただ重いだけで皆の不評を買っていた。







デザート: 以下にご覧の三品。どれも月並みに感じられた。ここはデザートには力を入れてないのかな?









 …という訳で、趣向倒れや月並みな一品もあったが、総じてサービスは良く、そういう点では楽しい時間を過ごせたし満足度の高い店であった。これまで、わが家が子連れで三越に来るときは判を押したように特別食堂だったが、その慣習はそろそろ廃れる時が来たのかもしれない。




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