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三三喜で特製とろりそばを食す [雑感]

 正月は、ペニンシュラでチョロッと泳いだ以外は特に運動するわけでもなく食べてばかりいたので、さすがに少し太ってしまった。ただでさえ中性脂肪と悪玉のコレステロール値が高く医者に注意されている身分なので、もっと自重せねばと思いつつ、年が明けてからまだラーメンを食べていないことに欠乏感が募り始めていた。やはり値の張る食事だけでは満たされることのない、低きに流れる欲望が体内にあるらしい。という訳で、某データベースで検索して、評価の高い川崎の「三三喜(さんさんなな)」に行くことにする(喜は、本当は、七が三つ)。

 川崎区小川町と言われてもピンとこないし、地図を見てもいまいち判らなかったが、実際行ってみると、かつて一度だけ来たことがあった家系の「雷家」の少し先だということが判る。しかし、目当てのラーメン屋がなければ、川崎市民でもない限りおよそ来るような所ではない。少し早く来すぎたのでチネ・チッタのファミレスで時間をつぶしたが、素性のよく判らない外人やら行き場のない女子高生やらが目についた。近くの日本語学校から中国人の若い女性が二人出てくるのに行き当ったが、大学を目指しているというより、風俗関係としか思えない恰好をしていた。

 で、開店の5時になったので「三三喜」に行ってみると、もう数名カウンターに入っていたし、私が食べる頃には満席になっていた。さすが人気店というべきかもしれないが、まあ、10人も座れないカウンターだけの店だからね。





 こういう窮屈な思いをするのは久しぶりだ。以前、家系や二郎をよく食べまわっていた頃、良く味わったがあまり好きな訳じゃない。もっとも、好きな人はいないだろう。みんな押し黙っている。頭にタオルを巻いたガテン系が二人いたが、どちらも400グラムの大が目当てだろう。どちらも普段から余計なことは言わなそうなタイプ。細身のやつれた若者は、席についても何故かリュックを下ろそうともせず固まったように座っている。端にカップルがいたが女性の方がこの寡黙な雰囲気に心なし圧倒されているせいか、二人の間に全く会話がない。開店早々ということもあってこの少し異様な時間がしばらく続いた。三番目くらいに入店した私の注文した「特製とろりそば」が一番先に来た。他はつけ麺を頼んだので時間がかかるのだろう。とっとと食べてとっとと出ようという気持ちになる。





 しかし、食べる前のネガティヴな印象は、食べてからは一変した。目の前に置かれた一品は文字通り「とろり」としている。鶏を使っているから粘度が尋常ではない。魚粉が使われているのは気に入らないが、煮干しの出汁が良く出ている。トロ~として濃厚。麺は加水率を抑えてキリッと引きしまっている。メンマはコリコリしてよいアクセントになっているし、チャーシューはホロホロだった。





 とても美味いのだが、それでもケチをつけたい所がないではなかった。最大の点は、こうしたつけ麺で評判になった店に共通していることだが、不自然な甘さが、食べ進めるうちに次第に気になっていくことであった。たぶん化学調味料に由来する甘みだろう。私は、化調は断固反対という訳ではないが、くどい甘さは駄目である。魚粉もいらない。

 煮玉子は、割るとドローと黄身が溶け出すほどの半熟で軟わ軟わすぎた。ここら辺は神経が行き届いてないな。

 それに何気なく「特製」を注文したのだが、チャーシューが三枚トッピングされて出されるのが「特製」なのか。「特製」とは、要するに数的な意味であって、質的な意味での「特製」ではないのか。しかし、失礼ながら、ラーメン屋の供するチャーシュ―は一枚で十分だ。「特製」ではなく「全部のせ」とか「トッピング増量」とかに名称を改めるべきではないか。



 ・・・と、ケチをつけたが総じて美味しくいただいた。店を出てからしばらくの間、濃厚さと甘さが口に残り脳裏からも消え去らなかった。たしかに美味いが、体にはとても悪そう。それを承知の上で行ったのだから、文句をつける筋合いではない。また川崎の退廃的な一角を通り過ぎて駅に向かったのだが、あの雰囲気も考え合わせると再訪するかどうかは微妙な所だ。








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