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銃乱射事件でクローズアップされる右翼のレトリック [海外メディア記事]

 ここ2か月ほど仕事の関係でひまな時間が取れず、海外のニュース記事の翻訳・紹介がまともにできていないのが悲しい。
 アメリカで起こった銃乱射事件で死傷者が出た事件についての『ガーディアン』紙の9日付の記事(http://www.guardian.co.uk/world/2011/jan/09/gabrielle-giffords-shooting-rightwing-rhetoric )は、きちんと紹介するに値するものだと思うが、やはり時間の関係上、きちんと伝えることができない。しかし、肝心な概要だけは手短かに述べておきたいと思う。 


 この事件は、容疑者が黙秘しており、その動機が明らかになっていないので、断定的なことは何も言えない。ただ、アメリカ国内でこの事件の呼び水になったのではないかと推測されていることがある。サラ・ペイリン等が率いる右翼的活動団体「ティー・パーティー」が好んで用いる扇動的――ちょっと大げさに言えば、殺人教唆的――表現である。

 乱射事件は、民主党の下院議員ガブリエル・ギフォーズの政治集会で起きた。ギフォーズ議員は「ティー・パーティー」運動の標的にされていた。サラ・ペイリンはギフォーズ議員を含む19人の民主党議員を標的のリストに掲げたが、その際文字通り射的を表わす十字のマーク(crosshair)を議員名に付けたり――この事件後、ペイリンがこのリストを掲載していたサイトは閉鎖された――、「攻撃対象となる(targeted)」といった扇動的な表現を大々的に使用していた。

 ギフォーズ議員はこれまでも、事務所の窓に銃弾を撃ち込まれるなどの脅迫を受けていたようだ。彼女の父親は、彼女に敵はいたかという質問に、「ティー・パーティー全体だよ」とそっけなく答えた。かつての上院議員のゲイリー・ハート氏は「われわれは、こうした(殺人を扇動するような)レトリックの結果を今日目撃したのだ」と語った。

 アメリカの右翼的運動であるティー・パーティ-は、憎悪をあおり敵対関係を至る所にまき散らすというスタイルで人気化していったのだが、この点を分析した記事を、かつて紹介したことがあるので、興味ある人は読んでもらいたい。(http://shin-nikki.blog.so-net.ne.jp/2010-11-03 )。残念ながら、今回の銃乱射事件は心配されていたことが、ついに現実のものとなったことを示しているのかもしれない。

 この事件に関係する写真をいくつか掲げておこう。すべて『ガーディアン』紙のスライド・ショーより。

http://www.guardian.co.uk/world/gallery/2011/jan/08/gabrielle-giffords-shooting-arizona-gallery

「  ガブリエル・ギフォーズ狙撃事件



・ アリゾナ州トゥーソンのスーパーマーケットでの有権者のイベントに出席中に狙撃されたガブリエル・ギフォーズ議員。





・ (容疑者)ジャレッド・ロフナーと思われる人物。2010年トゥーソンでのブック・フェスティバル時の撮影。





・ ギフォーズ議員の選挙区事務所に花を手向ける男性。





・ 今回の狙撃事件で犠牲者になった9歳の姪のクリスティーナ・グリーンの(姉のロザンナ・グリーンと一緒に写った)写真を抱くグレッグ・セガリーニ。


















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