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体重を減らしたければ想像力を働かせよ [海外メディア記事]

 ある食べ物を実際に食べる前に、それを食べているところを想像するだけで、その食べ物の消費量は落ちる(ある程度欲求が満たされる)という研究結果が発表された。

 この結果は、ダイエットの画期的な方法に結びつくだろうか? 

 冒頭の文章で「十分な想像力があるだけでいいのだ(all you need is a good imagination)」と書かれているが、この「十分な想像力」をもつということはとても難しいことだと思う。

 最後に近いところで、食習慣が「消費の経験が心の中でいかに表現されるのか(how the consumption experience is mentally represented)ということによっても支配されている」とも述べられている。つまり、度を越して食べるのは、自分が貪欲(どんよく)に食べ続ける様子をイメージとして持てない、つまり、自分がいかに食い意地がはっているかのイメージを形成できないからだ、ということだろう。想像力はそうしたイメージ形成の能力のことだが、そのような想像力を「十分」にもつほど客観的に自分を見つめられる人は、そもそもダイエットなどに無縁な人であるだろう。ダイエットが必要な人、つまり、食に関して想像力を欠いてきた人、そのような欠如が習慣化してしまった人に向かって「想像力をもちましょう」と言っても、おそらく99㌫以上のケースにおいてそのアドバイスは無益だろう。だから、この研究結果はダイエットとは結びつきそうにもないのである。
 私も品のないラーメンの口コミなんか書いている場合じゃないよなと思ったりもするのだが……


イギリス『ガーディアン』紙の記事より。  

Imagine eating if you want to lose weight, say scientists
Alok Jha, science correspondent
guardian.co.uk, Thursday 9 December 2010 19.05 GMT

http://www.guardian.co.uk/science/2010/dec/09/imagine-eating-lose-weight

「 体重を減らしたければ食べているところを想像せよと科学者は言う

 チョコレートのような高カロリーの食品を食べている自分を想像するだけで食欲は減り体重減につながりうる、と心理学者は主張する

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 空腹になることなく食べる量を減らせたらなあと思ったことはありますか? 十分な想像力があるだけでいいのだという研究が発表された。心理学者の発見によると、たとえば、チョコレート・バーを食べるという動作を心の中で思いめぐらすだけでダイエットに役立つのだという。

 300人以上のボランティアを調査したことから判明したこの結果は、美味しい食事を想像すると唾液の分泌がさらに活発になるという直観に反しているように思われる。

 キャリー・モアウィッジは ペンシルベニア州にあるカーネギー・メロン大学の社会学・意思決定科学の助教授で『サイエンス』に発表された今回の研究論文の主著者だが、彼は次のように述べた。「今回の結果は、みんなの好きな不健康な食事を減らしもっと健康的な食事を選ばせるような食行動の矯正治療を開発するのに利用できると私たちは考えています」。

 「この結果はまた、タバコやアルコールを含む常習性のあるものに対する渇望を抑える一助として利用されることを私たちは望んでいます」。

 彼は次のようにも述べた。「好みの食べ物に対する渇望を抑えるためにそれについてなるべく考えないようにするのは根本的に間違った戦略です」。

 「一口の食べ物――M&Mのチョコ一個やチーズのキューブ――を食べている姿を繰り返し想像した人は、想像の回数が少なかった人や別の課題をしていた人に比べ、その後に出されたチョコやチーズの消費量が少ないことが、私たちの研究から判ったのです」。


 あるボランティアには、3個あるいは30個のM&Mのチョコやチェダーチーズのキューブを食べているところを想像してください、と頼んでみた。別のボランティアには、別の食べ物を食べたりM&Mのチョコやチェダーチーズのキューブを運ぶ(食べるのではなくて)といった多様な行動をしているところを想像してもらった。


 その後、参加者一人一人にM&Mやチーズキューブが一杯入っているボウルが与えられ、味覚テストのためにその食品を食べてください、と頼んだ。

 モアリッジと彼のチームは、食品のボウルが与えられる前にその食品を食べているところを想像せよと言われた参加者のその食品の消費量が(別の指令を受けた人々に比べて)約50%も減少したことを見出したのである。

 彼は次のように述べた。「絶対数では大きな違いではありません――食べているところを想像しなさいと言われた人は、(別のことを想像しなさいと言われた)4グラムのM&Mに対して2グラムを消費しましたが、これはM&M5グラムに対して2~3グラムという割合い、あるいは、11グラムのチーズに対して6グラムのチーズという割り合いにすぎないからです。

 モアリッジは次のように語った。「食欲には二つの要素、つまり好みと欠乏という二つの要素があります。アイスクリームが大好きでも朝食に食べたいとは思わないでしょう。よりいっそう食に駆り立てるのは欠乏という側面なのであって、これがこの食品を今すぐ食べたい、もっと食べたいという欲求となっているのです。

 「この欠乏感は、この食べ物を消費することがどれほど良いことかという点にではなく、ともかくそれを消費したいという欲求に影響を及ぼしているらしいのです」。

 ヨアヒム・フォスゲナウはカーネギー・メロン大学のマーケティングの助教授だが、彼によると、この研究が調べているのは「習慣作用(habituation)」なのだという。習慣作用とは、ある食べ物やある製品を私たちがどれほど消費するか、その消費をいつ止めるか、別のものの消費にいつ切り替えるか、ということを決定する神経的なプロセスのことである。

 彼は次のように述べた。「私たちの調査結果が示しているのは、習慣作用が、外見や香りや音や手触りといった感覚的なインプットだけではなく、消費の経験が心の中でいかに表現されるのかということによっても支配されている、ということなのです。
 ある経験を単に想像してみることは、ある程度までは、実際の経験に代わるものになりうるのです。想像と経験の違いは、これまで考えられてきたよりも小さいのかもしれません」。

 この習慣作用は、食べるのを止めるべき時を私たちに知らせるために使われる別の直接的メッセージ(たとえば、消化器系から脳に直接送られるメッセージ)よりも素早く発生する傾向がありますよ、とモアリッジは言い添えた。








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