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サトヤマのメッセージを広める日本 [海外メディア記事]

 農水省に近いジャーナリストや学者が前々から訴えていたことが、いまこういう形になって世界に喧伝されているのか。かつては「山中間地域」というお硬い言葉が使われていたものだが、いずれは “satoyama”という言葉が英語の単語として認められるようになるのだろうか?


 しかし、この記事の下にある一般読者のコメントを見ると、捕鯨を止めずクロ・マグロを独占したりイルカを虐殺したり、自国の自然を散々破壊してきた日本に環境のことを語る資格があるのか、といったネガティブなコメントが目につくのが気がかりではある。CNNの記事より。 
 
By Matthew Knight for CNN
November 29, 2010 -- Updated 0839 GMT (1639 HKT)

http://edition.cnn.com/2010/WORLD/asiapcf/11/28/satoyama.initiative.japan.biodiversity/index.html



 サトヤマのメッセージを広める日本

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 ロンドン(CNN)--- 日本は世界に現代のテクロノジーの多くを世界に提供している国だが、いまや、世界中で起こっている自然の消滅を食い止めようという努力の一環として、伝統的な農村の知恵をその貿易品目に加えようとしている。

 サトヤマ・イニシアチブ(Satoyama Initiative)は、伝統的な日本の国土保全を世界中で推進しようとする試みの一環として、日本の環境省と国連大学高等研究所(the United Nations University Institute of Advanced Studies(UNU-IAS))によって設立された。

 荒れていない原野の保全が生態系を維持するのに不可欠であることは広く認識されてはいるが、人間の影響を受けた地域で生物多様性を維持し促進しようとする努力も、それに劣らず緊急を要する課題だ。

 「自然と調和した持続可能な農村社会」というビジョンを提唱するサトヤマ・イニシアチブは、まさにその点での支援をしようと願っているのである。

 
 このイニシアチブ活動の名称は、何世紀にもわたって、人間による絶え間ない土地管理のおかげで、豊かな生物多様性を育んできた村(サト)と山(ヤマ)の中間に位置している地域を表わす日本語に由来している。

 国際自然保護連合(International Union for Conservation of Nature(IUCN))の日本支部長のマサヒト・ヨシダによれば、里山は日本全土の60%をカバーしているという。

 これらの地域は様々に用いられているが、そのすべてが二重の用途を果たしている。

 水田と、それに水をもたらす池や用水路は日本人の主食を提供するだけでなく、野生生物にとっての湿地生息地として機能しているのである。

 手入れの行き届いた森林は、伐採されては薪や炭になったが、それはまた多くの野草の理想的な生育地でもあったし、広々とした牧草地や草原は小さな哺乳類、鳥類、昆虫の棲み家でもある。

 国連大学高等研究所の研究員であるフミコ・ナカオはCNNに次のように語った。「これらの地域は、自然と人間の居住地が向かい合っている所にあって、そのほとんどが難しい問題に直面しているのです」。

 国連大学高等研究所によると、増大する都市化と工業化のために、日本の農業就労者は、1950年の45.5パーセントから、今日ではたった7%にまで縮小してしまった。

 しかもその就労者も、若者がもっと収入の良い職を求めて都市に逃げていくために、ますます高齢化しつつある。

 サトヤマ・イニシアチブの主な目的は、乱開発や放棄の危険にある農村地域を見つめなおして、農村を活性化することのできる新たな活動にスポットライトを当てようとすることにある、とナカオは言う。

 ここ3年間サトヤマ・イニシアチブは、里山地域の精神に合致する農村の持続可能な慣行に光を当てながら、世界中からの ―― マレーシア、ペルー、ケニア、オーストラリア、スペイン、米国を含む ―― ケーススタディを積み重ねてきた。

 サトヤマ・イニシアチブは焦点を日本に移して、地域社会と土地が生気を取り戻しつつあるいくつかのプロジェクトの進捗状況を追跡している。

 ナカオは、京都府の山間部にある農村地域である京丹後市にスポットを当てている。そこでは2007年に建設された新しいバイオガス発電所や、森林酪農の計画が、地域経済の活性化の一助となっているのである。

 さらに、液体肥料 ―― バイオガス生産の副産物なのだが ――が 、化学スプレー式の化学肥料にとって替わりつつあり、有機農法の、利益が見込める新たな市場を開拓しつつある。

 土地が利用されるようになるにつれて、野生生物の生息地も再び活気を取り戻し始めるのである。

 サトヤマ・イニシアチブは、名古屋で開催された国連地球いきもの会議(U.N. Convention on Biological Diversity (CBD))で賞賛をうけ、「生物多様性と人間の幸福のためになるように、人間の影響をうけた自然環境をよりよく理解しそれを支援するための潜在的に有用なツール」として公式に認識されたのである。

 国連の生物多様性サミットに参加したIUCNの科学者のジョゼフィン・ラングリー(Josephine Langley)は、サトヤマの地域はCBDの「根本的原則」のいくつかを代表するものだ、と考えている。

 「サトヤマ・イニシアチブとサトヤマの地域は・・・日常的に生物多様性の管理を実際行っている人々の伝統的な知識を認識する方法の一つです」とラングリーは述べた。

 「これは単なる保全ではなく、持続可能な利用なのです。里山の人々は自分のための糧を作り、自分の周りのコミュニティに糧を与え、大切にしている地域を維持しているわけですが、これは日本文化の本当に根本的な部分なのです」。









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