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101敗のマリナーズ:責任者の謝罪の手紙 [海外メディア記事]

 101敗を喫したマリナーズの責任者の二人(CEOのリンカーンとGMのズレンシック)が、謝罪の手紙を公表していたんですね。知りませんでした。

 前評判が高かったのに、5月で早くもトップ争いから見事に脱落していった時点で、気の早い私はもう見切りをつけ、マリナーズ関連の情報は見ないようにしていました。ワカマツ監督が更迭されたときなどは、さぞもめたのでしょうね。

 さて、敗者による謝罪の弁です。こういうことが慣例としてあるのかどうか知りません。多分ないでしょう。こうした異例の手紙を公表でもしないことには、ファンに示しがつかないと判断したのか? 確かにひどい成績でしたからね。

 リンカーンの手紙はともかく、ズレンシックの手紙は賛否両論ありそうですね。単純に来年期待しようという気持ちになるか、ここに醜い正当化を見るか、1人のマリナーズ・ファンの熱い心情を読み取るか。

 ズレンシックは最後にはっきりと約束をしています。野球のような分野でこうした約束をすること自体珍しいのではないかと思うのですが、遠からずこの約束の真偽は明らかになります。そういう意味でも、この手紙は記憶にとどめておくべきものだとは思います。
 

 『シアトル・ポスト-インテリジェンサー』紙より。 
http://blog.seattlepi.com/baseball/archives/223568.asp


「 リンカーンの手紙

「 私はこれまでの人生で海軍将校、弁護士、企業幹部を歴任してきました。しかし、こうした職業以前に、私はベースボール・ファンでした。

  私はカリフォルニア州のオークランドで生まれ育ちました。子供の頃、私は外野席にすわり、パシフィック・コースト・リーグのオークランド・オークスに声援を送っていました。ケイシー・ステンゲルが監督で若きビリー・マーチンが二塁を守っていました。ジャイアンツがベイ・エリアに本拠を移してからは、日差しが強い日中や霧が立ち込める夜であっても、ザ・ウィリーズ(the Willies)――メイズとマッコビーのことですが――を観ながらシールズ・スタジアムで、新球場ができてからはキャンドルスティック・パークで多くの日を過ごしたものです。

 私は今でもベースボール・ファンであり、皆さんと同様、私も2010年のシアトル・マリナーズの成績にはとても失望しました。欲求不満が募るシーズンでしたし、そう、野球場の内外でいくつかの誤りも犯しました。良い組織は失敗から学び自らをより良くする――これこそ、私たちが2011年に受けついでいこうと思う心構えなのです。

 私はGMのジャック・ズレンシックに、わが球団の活動についてシーズン終了後のレポートを提出するようにお願いしました。お判りになると思いますが、メジャーレベルでの悪戦苦闘にもかかわらず、スカウティングや選手の育成を強化しようとするジャックの計画はマイナーのレベルではとても上手く機能しているのです。私はジャックを信頼しています。彼の計画は良いと思いますし、進歩も目に見える形になっています。彼は、われわれオーナーグループ、チャック・アームストロング、そして私の全面的な支持をとり付けていますし、成功をおさめるための資源ももっています。

 少し時間がかかるということなのでしょうか? そうです。皆さんは、この計画が実を結ぶのを私たちとともに目撃する忍耐をお持ちでしょうか? そうであることを私は望みます。

 皆さん、一つのゴールは、やはり依然としてセーフコ・フィールドでチャンピオンシップを開催することです。

 ジャックからの報告を聞く前に、心から直にわき出ることを、一人のファンからもう一人のファンに伝える形で、述べたいと思います。このチームを応援してくれてありがとう、こんなにも心配してくれてありがとう、マリナーズのロゴ入りTシャツを着てくれてありがとう。

 敬具
 ハワード・リンカーン





 ズレンシックの手紙



 ロッキー・ブリッジスという往年のプレイヤーをご記憶の方もおられよう、中肉中背の華のある内野手で、後に長年にわたってマイナー・リーグで監督をつとめたロッキー・ブリッジスを。そのロッキーがかつてこんなことを言ったことがあります。「平均的な人間が、他人よりも上手にできると思えることが三つある。火をおこすことと、ホテルを経営することと、野球チームを率いることの三つである」。

 2010年のシーズンが終わった今、きっと皆さんの多くは私の方に近寄って球団経営の仕方を教えてやろうと思っているに違いありません。そして何時だって、私は喜んで耳を傾けるつもりでいます。

 しかし、2010年のメジャー・リーグのレベルでの不出来にもかかわらず、私たちの長期的な計画が上手くいっていると信じる多くの理由があります。実は、大局的に見れば、わが球団は、昨年、一歩前に踏み出したのです。

 クリックしてこのeメールを消してしまう前に、説明する機会を私に与えてください。

 私が2008年10月にシアトルに来たときに設定された土台となる戦略から話を始めましょう。私たちは、ドラフトで指名したり、他球団から獲得して、ファーム・システムで育成する戦力によって、常勝の球団を構築しようとしました。これが、球界で長期的・持続的な成功をおさめるための鍵なのですから。

 良い知らせは、ファームの成績がきっと皆さんの気に入るはずだということです。 

 マイナー・リーグに所属する9つのチームのうち8つが2010年のポストシーズンに進みました。トリプルAのレイニアーズ、クラスAのランバー・キングズ(Lumber Kings)、ノースウェスト・リーグのアクアソックスは、チームが所属するリーグのチャンピオンシップ・シリーズまで進みました。
 
 そのうち2つのチームはリーグ制覇をしました。

 一つの集団としてみる限り、マリナーズのマイナー・リーグの打者は、HR、得点、長打率、出塁率で第一位です。
 
 マイナー・リーグのチームの勝ち負けを累計してみると489勝410敗で、勝率0.544です。それ以上の成績を残したのはただ1チームで、勝率0.549のカージナルスがあるだけです。

 このことは、もう今から2011年のワールド・シリーズのチケットを印刷し始めるべきだ、ということを意味するでしょうか? 残念ながら、まだそういうわけにはいきません。しかしこのことは、この球団のあらゆるレベルに有望な選手がいるということ――伸び盛りで、得点力があり、勝利の仕方を学んでいる選手がいるということは意味しているのです。
 
 こうした選手のいく人かについて語ってみましょう。

 メジャーに上がれそうなトップクラスの有望選手はたくさんいます。その中には、ポジション・プレイヤーではダスティン・アクリー(Dustin Ackley)、ジャスティン・スモーク(Justin Smoak)、カルロス・ペゲーロ(Carlos Peguero)、ニック・フランクリン( Nick Franklin)、カイル・シーガー(Kyle Seager)、 ヨハーミン・チャベス(Johermyn Chavez)、グレッグ・ハルマン(Greg Halman)、それにマット・マンジーニ(Matt Mangini)がいますし、速球派のピッチャーではマイケル・ピネダ(Michael Pineda)、ブレイク・ビーヴァン(Blake Beavan)、ダン・コルテス(Dan Cortes)、モーリシオ・ロブレス(Mauricio Robles)、 マイケル・クレート(Maikel Cleto)、そしてアンソニー・ヴァルヴァーロ(Anthony Varvaro)がおります。有望選手のうちベストの選手の多くはウィンター・リーグや秋の教育リーグに向かいました――上達してもう一つ上のレベルでプレーしようと必死なのです。

 こうした若手選手の中には他よりも早く伸びる選手もいるでしょうが、ともかく有望な選手を送り出す豊かなパイプラインが出来たのです。このことは、たった数年前までのマリナーズのマイナー・リーグのシステムがいかに貧弱だったかを考えるならば、感銘深いことです。それに加えて、トップクラスの有望選手がまだいるのです。2011年の6月のドラフトで二番目に指名できた選手がいますし、海外のトップクラスの選手をスカウトし続け契約にこぎつけています。

 メジャー・リーグのレベルでは、マリナーズのピッチャー陣は2010年のアメリカン・リーグの防御率部門で3位タイです。フェリックス・ヘルナンデスはサイ・ヤング賞の常連候補としての素質を十分発揮しました。ジェイソン・ヴァルガス、ダグ・フィスター、ルーク・フレンチは2010年大きな進歩を遂げました。ピッチング・スタッフは気に入っています。彼らは若く、発展途上で成功に飢えています。

 二人の若いプレイヤー、キャッチャーのアダム・ムーアと外野のマイケル・ソーンダースは貴重な出場機会を得て、リーグのスカウトたちに感銘を与えました。その一方、マリナーズの4人のコアとなるプレイヤー――イチロー、フェリックス、グティエレス、ショーン・フィギンス――は長期契約が残っています。

 私は野球界の人間です。私はマリナーズが球界のトップにあるという考え方を吹きもうとしている訳ではありません。私たちにはしなければならないことがまだ沢山あります。私の最初の仕事は監督を決めることです――すでに候補を立てて絞り込む作業に懸命に取り組んでいるところです。明白なことですが、クリーン・アップにてこ入れすることで得点力をアップする必要があります。それに、過ぎ去ったシーズンの多くの期間、わがチームは、私が見たいと思っている基本的に健全なベースボールをしませんでした。私はこのチームが必要としていることをすべて洗い出している最中で、冬の間中、この点についての情報を流し続けるつもりでいます。

 しかし、シアトル・マリナーズという組織について知っていてほしいことが一つあります。

 それは、誰もが勝ちたいと思っている、ということです――ハワード・リンカーンやチャック・アームストロングからエヴェレット・アクアソックスのクラブハウスの職員にいたる誰もがそう思っている、ということです。私たちにはしかるべき計画があり、それが実を結ぶようにと昼も夜も週末も努力しています。


 しかし、ファンとして皆さんが求めるのは結果であって、約束ではない。それは判っています。だから私たちは、すぐに結果が出るようにできることは何でもしているのです。

 私は、この街とこの地域の人々が大好きです。私は、皆さんが野球場に運んできてくれるエネルギーや皆さんがこの球団に示して来た忠誠心が大好きです。私たちは皆さんに勝利という借りがあります。それはいずれ実現するでしょう。私たちに声援を送ってください。トンネルの向こう側には明るい光があるのです。ご拝読ありがとうございます。


 敬具
 ジャック・ズレンシック

  
」」







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