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宗教に無知なアメリカ人 [海外メディア記事]

 アメリカ人の宗教心についてはブッシュ大統領の頃から何かと政治的なプレゼンスという点で人目につくようになった訳だが、その中身に立ち入ってみると知的に空っぽであることが判明? 
 まあ、こういうことは、調査をするまでもなく予想はできたこと。ただし、日本人が他国の知識の欠如を嗤えるかどうかということも考え合わせて読まないと不公平になることは言うまでもない。『ニューヨーク・タイムズ』の記事より。

(ちなみに、タイトルの下のグラフは全32問中どれだけ正解したかを、グループ別に示したもの。白人のカトリック・白人のプロテスタントともに、5割程度の出来であることが示されている)

Basic Religion Test Stumps Many Americans
By LAURIE GOODSTEIN
Published: September 28, 2010

http://www.nytimes.com/2010/09/28/us/28religion.html?src=me&ref=homepage

基本的な宗教のテストで多くのアメリカ人が不出来
 
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  アメリカ人は、どこから見ても、とても信心深い国民だが、同時に宗教についてとても無知でもあるのだ。

 宗教と公共の生活についての情報を提供する独立した機関であるピューフォーラム(Pew Forum)の研究者は、3400人以上のアメリカ人に電話による調査を実施し、聖書やキリスト教や他の世界宗教、有名な宗教者、公共の生活における宗教に影響を及ぼす憲法上の原理について32の質問をした。

 この調査に同意した人々は、平均して半分の質問に間違って答え、自分自身の信仰についての質問にも多くの人が誤まっていた。

 最高点をあげたのは無神論者と不可知論者、それに、2つの宗教的少数派であるユダヤ教徒とモルモン教徒だった。研究者が年齢や人種の違いなどの要因に配慮した後でも、結果は同じだった。

 「教育を含む別の要因をすべて考慮に入れた後でも、無神論者、不可知論者、ユダヤ教徒、モルモン教徒は、我々の調査の対象となった他のすべてのグループの成績を上回りました」とピューフォーラムの上級研究員のグレッグ・スミスは述べた。

 この発見に驚く人もいるだろうが、デイブ・シルバーマンは驚かない。彼は、マダリン・マレー・オヘア(Madalyn Murray O'Hair)が設立した無宗教者の権利団体である「アメリカン・アテイスト(American Atheists)」の代表者である。

 「無神論者は宗教心のある人よりも宗教についてよく知っているんてなことは何度も聞かされた話です」とシルバーマン氏は語った。「無神論は知識の結果なのであって、知識の欠如ではないのです。私は自分の娘に聖書を一冊与えましたよ。そうすることで無神論者を作れますからね」。

 この調査で尋ねられるトピックの中には次のような問いがある。イエスはどこで生まれたか?  ラマダンとは何か?  誰の文書が宗教改革を促したか? 出エジプトを導いたのは聖書のどの人物か? ダライ・ラマはどんな宗教か? ジョセフ・スミスは? マザーテレサは?  ほとんどの場合、設問形式は多くの選択肢からの選択問題になっている。

 研究者によれば、このアンケートは、宗教に関する幅広い知識を代表するものとして考えられたが、この主題についての最も肝心な事実のリストと見なされるように意図されたわけではない。質問のほとんどは簡単であるが、どの回答者が高度な知識をもっているかを見きわめるために難しい問題もいくつかあるという。

 聖書とキリスト教についての問いでは、最も正解数の多かったグループはモルモン教徒と白人の福音派プロテスタントだった。

 イスラム教、仏教、ヒンドゥー教、ユダヤ教などの世界宗教についての問いでは、最高の成績を収めたグループは無神論者と不可知論者とユダヤ人だった。

 政治家の注目をひくかもしれない一つの発見は、ほとんどのアメリカ人が、宗教と関係があることはすべて公立学校で禁止されている、と誤って信じていることである。

 公立学校の教師が授業の最初に祈りを捧げることは許されるかどうかという問いでは、89%という圧倒的な数の回答者が、許されないと正しく答えた。

 しかし、公立学校の教師が「文学の一例として聖書の一節を読む」ことが許されることを知っていたのは4人に1人に満たなかった。公立学校の教師が世界宗教を比較する授業を提供することが許されることを知っていたのは約3分の1にすぎなかった。

 この調査の著者は、「教えることと説教することの境界線」について「広範囲にわたる混同」があったと結論づけた。

 グレッグ・スミス氏は、この調査がアメリカ人の基本的な宗教的知識を調べる最初の包括的な試みであるらしいので、アメリカ人の知識量が過去に比べて増えたか減ったかを言うのは不可能であると述べた。

 電話インタビューは5月と6月に英語とスペイン語で実施された。十分な数のイスラム教徒や仏教徒やヒンズー教徒の回答者がいなかったので、そうした宗教のグループがどれほどのランクなのかを言うことはできなかった。

 信者が自分自身の信仰の本質についてほとんど知らないのではないかと心配する聖職者たちは、以下に並べるような発見のいくつかを見て、きっと愕然とするだろう。
 
 ¶ プロテスタントの53%はマルチン・ルターを宗教改革の創始者として認識することができなかった。

 ¶ カトリック教徒の45%は、カトリック教会が、聖体拝領のパンとワインが単にシンボルであるだけでなく、実際にキリストの肉体と血になると教えていることを知らなかった。

 ¶ ユダヤ人の43%は、ユダヤ教の第一級の権威者であり哲学者でもあるマイモニデスがユダヤ人であることを知らなかった。

 マイモニデスについての問いは、正解率が最も低い問いだった。しかしジョセフ・スミスがモルモン教徒であることは51パーセントが知っていたし、マザーテレサがローマ・カトリックの信者であることは82パーセントの人が知っていた。









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