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日本にとってふさわしくない男 ―― ファイナンシャル・タイムズ紙の小沢一郎評   [海外メディア記事]

  代表選に臨む小沢一郎に対して、非常に冷ややかな視線を送るイギリス『ファイナンシャル・タイムズ』紙の論説記事を紹介します。  それにしても、「日本にとってふさわしくない男(The wrong man for Japan)」とは直接的で露骨な表現だこと。海外のメディアにとっても、小沢一郎は、政治家としての力量はあるとしても、人間として信頼するのが難しい人物と映るのであろう。

The wrong man for Japan

Published: August 29 2010 20:37 | Last updated: August 29 2010 20:37


http://www.ft.com/cms/s/0/4b70b160-b398-11df-81aa-00144feabdc0.html
「 ダンテの地獄篇には苦しみを与える圏域が9つあるが、日本の政治には少なくとも9つの茶番があるに違いない。職務に就いてたった3カ月しか経っていないのに、管直人――1年の間に三人目となる首相――は、早くも党首の座をめぐって挑戦状を突きつけられている。デフレの泥沼から日本を救い出す仕事に名乗りを上げた白髪まじりの男は小沢一郎だ。彼は国際的なスポットライトに当たるよりは影から指令をとばすことに慣れた男だ。小沢氏は最近アメリカ人を「単細胞生物」と呼んだが、彼が首相になると、小泉純一郎が2006年に公職を退いた以降で最も興味深い日本の首相になるだろう。そしてまた災いにもなるだろう。

 小沢氏が多細胞生物であるのは疑いの余地はないし、彼は興味深い考え方をいくつかもっている。彼は、米国に防衛をお任せするという戦後日本の遺産を投げ捨てて、日本が「普通の国」になるように提案した最初の一人だった。1990年代、米国政府は小沢を政治・経済の改革者として擁護したが、最近は熱が冷めていた。小沢がアフガニスタンの近くに展開していた米国艦隊に給油する日本の任務に対して反対論を主導していたとき、前の駐日米国大使は彼に会うよう手はずを整えることさえしなかった。小沢氏は、また、中国との友好関係を強化することも提唱したが、中国の一党独裁体制に対しては公然と侮蔑の念を示している。
 
 小沢氏が首相として不適任なのは、彼の紛らわしい外交政策姿勢のためというより、彼の国内での経歴のせいなのだ。戦略的に輝かしい成果を挙げてきたものの、彼はドンキホーテ的で破壊的だ。彼は、1990年代前半と昨年の二度にわたって、長期間政権の座にあった自由民主党を下野させる上で大きな力を及ぼした。最初のときは、彼は続けて連立政権を瓦解させ、自民党が短い不在の後に政権与党に返り咲く道を拓いた。今回も、彼はそのような計略を繰り返すかもしれない。もし小沢の党首選出馬が民主党を分裂させるならば(そう予想する者もいるが)、自民党がまたこっそり与党に返り咲くことにもなりかねない。
 
 日本国民は小沢のことを嫌っている。最近の世論調査では、回答者の79パーセントが、小沢は重要な党のポストに戻って欲しくないと答えた(小沢は、いわゆる政治資金スキャンダルのせいもあって幹事長のポストを辞任していた)。しかし、日本の政治家たちは、そうした民意からずれているので、小沢が勝利することになるかもしれない。民主党の国会議員の約半数からの支持を取りつけて、小沢氏が、9月14日に行われる民主党の党首選で管氏を破る可能性は十分ある。小沢氏を党首に選び、それによって彼を首相に選ぶならば、民主党は新たな政治を日本にもたらすという公約を裏切ることになるだろう。そしてそれに続けて民主党が政権の座を明け渡すようなことになっても、それは自業自得ということにしかならないだろう。
」(おわり)







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