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セックス(浮気)をすると孤独になる [海外メディア記事]

 ドイツ『シュピーゲル』誌の科学のセクションの見出しで見つけて、訳しました。中身はグリフィンの性的放縦の低さと社会秩序の高さの相関を示す研究の紹介なのですが、これを、すぐに、働きアリの「禁欲」と結びつけるのはどうでしょうか?

 何となく人間の世界にも思い当たる節がないでもなく、男遊びに走った母親の養育放棄事件なんかこの説の正しさを戯画的に示しているなぁとか、ネットカフェ等で用をすます男性たちは不妊の働きアリ化しつつあるなぁとか・・・・・・。まあ、あまり発展性のない話題にしかなりそうもないので、止めておきます。

http://www.spiegel.de/wissenschaft/natur/0,1518,712409,00.html

「 セックスをすると孤独になる


セックスは、共同体感覚を害する―― 少なくとも動物界ではそうだ。新しい研究が示すところによると、セックスは母親鳥を孤独にし、自分以外頼れるものがいなくなるようにする。それに対して、忠実なメスには援助の手がたくさん差し伸べられる。他の動物の場合でも、セックスを控えることが絆を強めることになるのである。







 セックスがなければ、社会的な共同体はより良く発展することができる。ある鳥の研究によると、社会生活が上手くいくかどうかは、本質的に、その種がどれくらい一夫一婦制的であるかに懸かっているのだという。メスの鳥が忠実であるならば、家族の大きな絆が存在することになる。年が上の子供は年下の鳥が孵化するのを手伝い、巣を見張ったり、地面から雛の餌となるような虫をつつき出したりする。性的に乱れた種では本質的に粗雑な関わり方が支配的であると、研究者たちは専門誌『ネイチャー』に記している。

 「メスが多くのパートナーを持っていればいるほど、そのメスは家族からの支援を期待できません」と、オックスフォード大学のアシュリー・グリフィン(Ashleigh Griffin)主任研究員は言う。研究のために、彼女と彼女のチームは、267種の鳥のデータを分析した。その際、研究者たちは、系図樹分析の助けを借りて、メスの鳥が平均してどれくらい異なるオスと子孫を残すかを見定めた。その結果を、彼らは鳥の種族の社会行動を考慮に入れて平均化していった。その結果判ったことは、パートナーを次々と変えるメスの鳥は、忠実なメスの鳥に比べて、単独でヒナの飼育に約3倍もの頻度で気を使わなければならない、ということだった。







 他人の子供に労力を費やすことは、進化の上での一つのパラドクスである。生き物が、自分自身の子供たちに託して自分の遺伝子を広める代わりに、他人の子供の世話をどうして焼かなければならないのか、というパラドクスである。これは、世話をするものと養育されるものができるだけ近くにいる場合に限って、意味をもつのである。「メスが忠実で、一匹のオスとだけとつがいの関係にあるならば、そこから生まれた子供が全部兄弟となって、非常に密接な親族関係を築くのです」とグリフィンは言う。上の兄弟が下の兄弟の養育の手助けをすれば、それは自分の遺伝子が分配されることにもつながる――ちょうど自分自身の子供の養育をする場合と同じなのである。



不妊で社会的



 絆がさらなる利点、たとえばより良い食物供給をもたらすならば、それはすぐに社会的行動という形をとるようになる。 しかし、遺伝子的な保障が不誠実な母によって欠落してしまうと、生物学的に見るならば、そういう母を支援することはもはや意味をなさない。すると、子供の鳥たちはそれ自身の家族を築くために、忠実な母のいる家族の場合よりも早い時期に巣立つことになるのである。



 鳥の種族の内部での社会的な行動が性行動に対する反作用としていかに変わるものであるかを、生物学者たちは観察していた。メスの鳥たちがより忠実になるならば、雛の共同体が発達した。メスの鳥たちがもっと性的にだらしない行動をするならば、メスたちは通常単独で自分の子供たちの世話をしなければならなかった。



 低い性的混乱と高い社会的絆との関連性はすでに、アリ、スズメバチ、ミツバチ、シロアリのような他の動物種からも知られていた。忠実なカニでさえ子供たちのことで協力し合う。
鳥類での確認の後、科学者たちは現在、この結果が、より高度に発達した動物にも当てはまるだろうと思っている。「 忠実さの程度は、霊長類を含む哺乳類において、社会的ネットワークの形成に影響しない理由はないでしょう」とグリフィンは言う。
「セックスは、少なくとも、進化に関する限り、実際、社会的な行動を阻害するものなのです」。



 だから、人間はたとえばハキリアリから多くのことを学ぶことができるだろう。少なくとも、無私無欲が問題となるような場合には、多くのことを学べるはずだ。 日々、ハキリアリは自分たちの国家のために根気強く働き、巣を造るために葉っぱを引っ張てきて、それを噛み砕き、それでペースト状のものを作り上げ、それで彼らの栄養の土台であるキノコに養分を与えるのだが――これこそ完璧な共生関係といえよう。一匹一匹の働きアリは大きな集団における1つの小さなパズルのピースである。
社会的ネットワークは、2つの理由から成立する。アリたちは互いに遺伝的に類似していると言うのが一つの理由で――働きアリは兄弟なのである。さらに働きアリたちは不妊なのである。セックスを慎む禁欲こそがアリの国を一つにまとめ上げているのである。











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コメント 1

モトサヤ.com 管理人

素晴らしいブログですね。
文章量も凄いですが、内容もそれに伴っていて、感服しました。

恋愛や進化のことだけではなく、それ以外の分野にも
精通しているのが凄いを思いました。

またよらせてもらいます。
by モトサヤ.com 管理人 (2010-08-26 16:28) 

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