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孤独は喫煙と同じくらい有害 [海外メディア記事]

孤独はボケを生み出し促進するという説は聞いたことがありますが、それどころか健康全般にも良くないようです。健康に対する少し新しい切り口のように見えますが、数値を示されるまでもなく納得する人は多いのではないでしょうか?  ドイツ『シュピーゲル』誌の記事です。

(ちなみに最後の一段落は、よく説明されているとは言いがたく、それまでの部分と結びつけるのが難しい。「関係」とは、身近なものすぎるので、ネット経由の意識的な手段によって代替できるものではない、それよりはるかに手前にあるものだと言いたいのでしょうけど)。

http://www.spiegel.de/wissenschaft/mensch/0,1518,708728,00.html


「  孤独は喫煙と同じくらい有害

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 友人は何のためになる? 理由は全く単純だ。友人は人生を豊かなものにするばかりか――人生を長引かせてくれるのである。30万人以上のデータを含む調査で、研究者たちは孤独が健康に対して喫煙と同じくらい有害であることを見い出した。


 人間は社会的存在である。友人関係、会話、愛、安心感――これらは皆、他者とのやり取りにおいてのみ機能するものだ。人間が子孫を残せるのはカップルとしてであるし、文明を生み出せるのも社会があるからこそである。しかし、先進国の現代的な生活は人間関係のネットワークを持続的に変えてしまい――一人暮らしの人間をますます多く生み出している。

 孤立化は西側諸国の文明の深刻化しつつある問題であるが――それは健康にも影響があるのだろうか?  「ある」という答えを出したのが、専門誌“PLoS Medicine”に論文を発表したアメリカのユタ州にあるブリガム・ヤング大学のジュリアン・ホルト-ランドスタッドとティモシー・スミスである。彼らの研究結果によると、社会的に活動している人間は、一人暮らしの人間よりも平均してより長い人生を享受できるのだという。

 自分をまったく一人ぼっちだと感じることは、もっとも胸がつぶれるような苦しい感情の一つである。それは、うつ病やそれ以外の心の病の引き金になりうる。二人の研究者は、30万人以上のデータを含む140の調査を分析し、そこから死亡につながるリスクを統計的に計算した。その結果は一目瞭然だった。良好な友人関係や交友範囲をもっている人の場合、社会的活動がそれほどない人に比べて長生きの確率は50%も高くなるのである。

 ホルト-ランドスタッドとスミスは影響の度合いが違うリスクを比較してみた。それによって、社会的なつながりの希薄な環境が健康に及ぼす悪影響を、リスクをはらむ別の要因と比較することができる。たとえば、

・孤独は一日15本のタバコを吸うことと同じくらい有害である。
・孤独は過度の飲酒と同じくらい有害である。
・孤独は、スポーツを全然しないこと以上に有害である。
・孤独は肥満よりも2倍有害である。


 彼らが分析に使用した調査はすべて、平均で7.5年の期間にわたって参加者を観察したものである。いわゆるメタ分析--あらゆる探求のすべてのデータを統計的に総括すること--において、彼ら二人は、年齢や性別や職業といった社会的身分を考慮に入れても、観察された悪影響が成り立つことを確証できた。

 死に対して最大の影響を及ぼすのは社会と調和しているかどうかである――少なくとも、一人暮らしなのかそれとも他の人と一緒に生活しているかが決定的だった。研究者によると、社会的環境が健康に影響を及ぼすことがあるのは、社会的に活動している人間がより高い責任意識をもつからなのである。

 「あるグループと社会的なネットワークでつながっていて、他の人間に対しても責任があると感じる時、その感情は自分自身にも波及する」とホルト-ランドスタッドは言う。「そうなると、自分自身に対してもより注意を払うようになり、あまりリスクを冒さないようになるだろう」。友人や家族が自分の健康に影響を及ぼしうる可能性は数多くあるだろう、とホルト-ランドスタッドは言う。たとえば、接触することが免疫系を強化するということを示した研究がいくつかあるそうである。


 「社会的なつながりが希薄な環境を死のリスクを高める要因と見なすという考え方は、健康を扱うたいていの官庁や一般の人々にもまだ認められていない」と、二人の科学者は分析の総括の部分でそう書いた。彼らは考え方の転換を世に求めているのだ。


 「社会的な環境のつながりは年齢には無関係であり高齢者だけに関わることではないのだから、医師たちは高齢者の環境にだけ注目するべきではない」と彼らは言う。「社会的な関係はあらゆる年齢層で重要であり、健康を改善させるものである」とスミスは言う。社会的環境を改善するものはいかなるものであれ、生命の質とともに健康に対する配慮を向上させるだろう、と二人は締めくくっている。したがって、健康に対する配慮は、社会的状態をも考慮すべきであり、医療者は社会的接触を、病院は患者の社会的ネットワークを促進すべきであるというのである。

 この研究論文の著者はまた、インターネットと現代のテクノロジーの時代における新たなコミュニケーションの可能性を真の社会的ネットワークの代替物として見なさないように警告している。「人間にとって関係とは、まったく当たり前のものである」とスミスは言う。「私たちは、水のことにまったく気がつかない魚のようなものなのである」。










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