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幸福は年齢とともに [海外メディア記事]

 人生の幸福曲線は、18歳から悪化の一途をたどり50歳までその下降線は続くが、50歳を境に急に反転し上昇に転ずる。そんな調査結果が出たようです。

 20代から一貫して幸福が低減するということは、感覚的に判ります。50を過ぎると急に幸福曲線が上向くというのは、その時になってみないと判りませんが、もうそれ位になると、ある程度、淘汰されてしまって、幸福と感じるだけのものをもっている人が残るからなのではないか、などと思ったりしますが・・・


アメリカ『ニューヨーク・タイムズ』の記事です。

http://www.nytimes.com/2010/06/01/health/research/01happy.html?src=me&ref=general


「 研究によると、幸福は年齢を重ねるほどにやって来るのかもしれないそうだ



 避けがたいことだ。筋肉は弱くなる。聴力や視力は衰退する。しわが増え腰が曲がる。かつてほど早く走ることはおろか、歩くことさえもままならない。体の節々に、これまで気がつかなかったような痛みが走る。年老いてしまったのだ。


 これは悲惨なことのように聞こえるかもしれないが、そうではないらしいのだ。ギャラップ社による大規模なアンケート調査によると、ほとんどどんな尺度によっても、人は歳を重ねるほどに幸福になるということが判明したのだが、研究者はそれが何故なのか確信をもてないでいる。



 「環境の変化があるのかもしれません」。そう語るのは、この聞き取り調査に基づく新たな研究論文の主執筆者のアーサー・A・ストーン博士。「私たちの世界観に心理学的な変化が起こったのかもしれませんし、生物学的な---たとえば、脳内の化学物質や内分泌の変化のような---変化が起こったのかもしれません」。


 2008年に行われた電話によるこの聞き取り調査は、18歳から85歳までにいたる34万人以上の全米各地の国民に対して、年齢や性別、時事問題、個人的な経済状況、健康やその他の問題について様々な質問をしたものだった。

 
 この調査にはまた、一人一人に人生全体に関する満足度を10点満点で採点してもらうことで(こうしたことは、形式的な仕方ではなくても、多くの人が時々行うことであろう)、「全体的な幸福度(global well-being)」について問う質問もあった。


 最後の項目として、イエス-ノーで答える6つの質問があったが、それは、「あなたは、昨日一日に、次のような感情を経験したか:喜び、幸福、ストレス、悩み、怒り、悲しみ」というものだった。研究者によれば、これに対する答えは、人生全般に対する満足度についての問いが引き起こすかもしれない記憶の訂正や主観的判断によって邪魔されることのない、各人の心的状態の直接的な経験、「快不快をともなう幸福感」を明らかにするのだそうだ。


 『米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences)』オンライン版に5月17日に掲載された調査結果は、高齢者および高齢になりつつある人にとっては良い知らせとなるものだった。全体的な尺度にたつと、人は18歳で自分自身についてまずまず良いと感じ始めるが、その後、はっきり、人生はカーブ・ボールのような軌跡をたどり始め、50歳になるまで悪化の一途をたどる。しかし、50歳という時点で、急激な反転が起こり、人々はそれ以降歳を重ねるごとにより幸福になっていく。85歳の頃には、18歳のときよりもずっと自分自身に対して満ち足りているのである。


 直前の幸福度---昨日の感情の状態---の数値においても、ストレスは22歳以降ずっと減少の一途で、85歳で最低点に達することが判明した。悩みは50歳まではずっとしつこく続くのだが、その後急激に低下する。怒りは18歳以降コンスタントに減り続け、悲しみは50歳で一つのピークに達し、73歳頃まで減少し続け、その後85歳までゆるやかな上昇に転ずる。喜びと幸福は同じような曲線を描く。それらはともに、50歳になるまで低減しつづけ、その後25年間コンスタントに上昇するが、その後終わりにいたるまでごくわずかに低減するが、最初の50年間の低い点に逆戻りすることは決してなかったのである。


 この研究に感銘をうけた専門家もいた。イギリスのワーウィック・ビジネス・スクールの心理学の教授で、人間の幸福についての著作を何冊も出しているアンドリュー・J・オズワルドは、この発見を重要で、ある意味で、元気にさせるものだと言った。「20代よりも80代の始めの方がより幸福になれそうだとしたらとても元気がでます」と彼は言った。「人生の中で生ずる物事によって動かされているわけではないのです。人生を動かしているように思えるのは、とても深いところにあるとても人間的なものなのです」。  


 「ストーニー・ブルックにあるニューヨーク州立大学の心理学の教授であるストーン教授は、この発見は、より多くの研究を必要とする問いを提起するものだと述べた。「こうした結果が示しているのは、ここには、はっきりとしたパターンがあるということです」と彼は述べた。「何が起こっているのか、その答えを出すことはちょっと研究してみる価値がありますね。なぜ、50歳で何かが変わり始めるように見えるのでしょうか?」。

 

 この研究は、どんな要因が人々を幸福にするのかという問いに答えを出すためのものではなかったし、この聞き取り調査の健康についての質問は、病気や障害が高齢者の幸福に及ぼす影響について結論めいたものを引き出すほど具体的なものではなかった。しかし、研究者たちは四つの可能性を見ていた。その四つとは、調査を受けた人の性別、その人にパートナーがいるかどうか、家に子供がいるかどうか、そして職の有無である。「これらが四つの考えられる候補ですが、しかし、それらがどうであっても大した違いではありませんね」とストーン博士は言った。


 ときどき気持ちが沈む50歳以下の人にとって、ここには気持ちを和ませるものがあるかもしれない。今、人生の見通しはちょっと暗いように見えるだろうが、明るい面を見ようではないか。つまり、だんだん年老いているのだという明るい面を。











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