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食についてのデマ [海外メディア記事]

 おそらくどの国にも劣らず、ドイツでも食品についてはデマやにせの情報があふれているのだろう(もっとも、日本みたいに納豆がダイエットに効くというトンデモ情報で、納豆が売り切れになるといった珍現象はないとは思うが)。以下に示すドイツ『ツァイト』紙の記事は、食についての代表的な噂を簡単に検証した記事で、特に面白みがあるわけではない。まあ、真理は面白みがないものだということを間接的に示すことがこの記事の隠れた趣旨なのかもしれない。ちなみに、『ニューヨーク・タイムズ』などもすでに実施しているように、各項目の最後のところに、きちんと裏づけとなる科学論文を参照できるようになっているので、興味のある方は一読を願う。食の成分が体に良いか悪いかを言うことがどれだけ難しいか、少しは判るのではないだろうか?  ただし、全部英語です。


 熱した肉から滴り落ちる油、こんなイメージ映像は多分今でもTVが好んで使うイメージだと思うが、どうも良いものではないらしい。この記事でも扱われているトランス脂肪酸は日本でも話題になった気がするが、最後に出てくるブドウ糖果糖液糖はあまり話題になっていないのではないか? 清涼飲料水やパンやヨーグルトや、かなり広い範囲で使用されているものらしい。これは、砂糖と同じくらいの害を及ぼすことを、どれほどの人が認識しているのだろうか?



http://www.zeit.de/2010/21/Ernaehrungsmythen-Wissen


「  食についてのデマ

 オリーブオイルは健康に良いが、バターは有害? 常にそうとは限らない。科学は、これまでに多くの栄養にかかわる神話を否定してきた----正しさが立証された神話もありはしたけど


   2.jpg
(専門家の意見が一致する問題もある。それは、果糖であろうと氷砂糖であろうと---砂糖は体に良くない、ということである)




 赤身の肉は健康に良くない

 ランプステーキや子羊の焼き団子やパルマ産のハムが好きな人には耳が痛い話だろうが、牛肉や豚肉や子羊をたくさん食べる人は、鶏肉を好む人や肉をほとんど食べない人よりも、ガンや心筋梗塞で死亡する確率が高い。こうした関係は、喫煙・体重・果物や野菜の摂取・学歴・その他の関連する要因で一致している人々だけを比較するときでも、成り立つのである。

 赤身のどこが健康に悪いかは、現在、精力的に研究されている。それがまだはっきりしていない段階では、焼いた肉がガンや心筋梗塞と無縁であることも考えられるし、肉愛好家がたまたま別の不健康な習慣をもっていたということだって理論的には考えられる。しかし、週に一回ちょっとステーキを食べる位ならともかく、それ以上のものを食べることが体に良くないということは、たぶん正しいのである。

 「肉の摂取量と死亡率」(http://archinte.ama-assn.org/cgi/content/full/169/6/562

 「肉の消費量を減らすことは世界の健康にとって幾重もの恩恵をもたらす」(http://archinte.ama-assn.org/cgi/content/full/169/6/543

 「様々な病気の起源について」(http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2737166/?tool=pubmed



網で焼いた肉はガンを引き起こす


 悲しいことだが、正しい。木炭で焼くと、肉の中に発ガン性の物質が出来る。特に、高熱の油が白熱した炭にしたたり落ちるときが危ないらしい。もちろん、す早くあるいは長い間フライパンに入れた肉についても同じようなことはいえる。この場合でも、やはりガンを発生させうる別の物質が発生する。網で焼いたり充分すぎるくらい焼いた肉をたくさん食べる人は、ある種の腫瘍、たとえば、大腸ガンやすい臓腺ガンにかかる確率が高くなる。

 単に焼いた肉に比べて網焼きにされた肉のリスクがどれほど高いかは、まだ誰にも判っていない。いずれにしても、焼けてカリカリした部分や焼いたときにしたたり落ちる油は避けるべきであろう----それによってガンにかかるリスクがどれほど減るかは、これまでのところ数値化されていないが。

 「肉の摂取量と調理技術:すい臓ガンとの関連」(http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/12351162

 「様々な方法により火の通り具合を変えて調理された牛肉における複素環アミン含有量」(http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/12351162



脂肪の少ない食事はスリムにする



 そんなに簡単に行くなら、どれほど楽だろう! 実際、脂身や生クリームを一貫して回避するならば、体重は減る。しかし、それが上手く行くのは、それらの代わりにでんぷん質のものを余分に食べない場合なのである。もちろん、必要以下のものしか食べなければ、誰だって体重は減るのである。脂肪分をあきらめることで上手く行く人もいるだろうが、あらゆる栄養分の摂取量を少なくしたり炭水化物を減らすことで、上手く行く人もいるだろう。原則をいえば、すべての人に当てはまる処方箋は存在しない、というのが正しい。

 「成人における食事脂肪の摂取量とその後の体重変化」(http://www.ajcn.org/cgi/content/abstract/ajcn.2009.27828v1

 「病院での体重管理プログラムに登録した太りすぎまたは肥満体の成人の体重維持のための低炭水化物・低脂肪治療食の比較」(http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2228297/?tool=pubmed



 バターは心筋梗塞の原因になる



  肉や生クリームやバターの飽和脂肪酸は血管を詰まらせ、早期の心臓疾患での死をもたらす----こうしたイメージはいまだに多くの人の脳裏にしっかりと根づいている。しかしこれは誤り。脂肪を麺や米やパンに代えても、血管にとって得られるものは何もないのである。オリーブオイルはかつて健康に良いと折り紙がつけられたものだが、これがバターにとって代わる心臓に良い代用品と見なされなくなって久しい。いま研究者の間で評判が良いのは菜種油だが、これが体に良いという本当の証明はまだなされていない。

 「心臓血管の病気と飽和脂肪酸との関連に関する前向きコホート研究のメタ分析」(http://www.ajcn.org/cgi/content/short/ajcn.2009.27725v1

 「食事の要因と冠状動脈性心臓病との因果的つながりを支持する証拠についての体系的見直し」(http://archinte.ama-assn.org/cgi/content/full/169/7/659



 トランス脂肪酸は病気のもと

 脂肪をめぐるあらゆる論争でも、「トランス脂肪酸は動脈硬化と心筋梗塞を引き起こす」という点で大方の意見は一致している。脂肪が工業的に固体にされたり高温処理されたりする場合に、健康に良くない脂肪酸が生ずることもある。そうした脂肪酸は、フレンチフライポテト、ポテトチップス、パイ生地、工場で製造されたケーキ、インスタント・スープのような調理済み食品に潜んでいる。もちろん、バターや牛脂にもトランス脂肪酸は発生する。かつては、よりによって、心臓に良いと賞賛されたこともあるマーガリンに、悪質な脂肪がかなり含まれていた時があった。しかし今日では、製造工程が変わったおかげで、たいていの製品に悪質な脂肪の含有量はほんのわずかなものになった。それゆえ、トランス脂肪酸に由来するリスクはそれほど高いものではない。ドイツでは、トランス脂肪酸の摂取量は比較的わずかなものにとどまっている。


 
 果糖は氷砂糖より良い


 スーパーでキロ単位で買える氷砂糖(サッカロース)は、甜菜(サトウダイコン)から作り出される。それに対して、果糖(フルクトーゼ)は果物やハチミツに見い出されるものなので、後者のほうが体に良さそうに思われる。もちろん、今日では、果実の甘みはトウモロコシの澱粉を分解することによって簡単そして大量に作ることができるのであるが。

 食料品の生産者は安価なフルクトーゼ‐シロップをしばしば使うのだが、それはフルクトーゼ‐シロップが、苦もなくタンクローリーで運んで溜め込んでおけるからである。それゆえ、今日では果糖がいたる所で使われるようになった。果糖は、サッカロースよりも血糖を急に上昇させることはないが、体内に入るとより簡単に脂肪に変化し、消化不良を引き起こす場合もある。それゆえ概してフルクトーゼは、普通の砂糖とまったく同じくらい体に悪いものなのである。


 「フルクトーゼ: 気にすべきなのか?」(http://www.nature.com/ijo/journal/v32/n7s/abs/ijo2008248a.html

 「ブドウ糖果糖液糖(High-fructose corn syrup)について率直に語る」(http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19064536

 「ブドウ糖果糖液糖:あなたが知りたいと思ったが、質問するのを恐れていたすべてのこと」(http://www.ajcn.org/cgi/content/full/88/6/1715S












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