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5月の浅草あるいは提灯の美(2010年版) [雑感]

  例年だと5月になるともう暑い位の陽気になるのだが、今年はいま一つ暑くなりきれないまま5月も中旬にさしかかった。そして気がついてみると三社祭が始まったわけである。

  私は去年書いたので詳しく書かないが(http://shin-nikki.blog.so-net.ne.jp/2009-05-10)、祭りそのものには参加しないが、例年この時期に浅草の街の方々に飾られる提灯には愛着を抱いている。渋い名脇役を見るような目で毎年、提灯の美しさを愛でているのである。

 今日、都営浅草線の浅草駅で下りて、まず観音通りを目指した。


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  提灯が集合的に整列している姿も素敵だが単独でも美しい。竹の規則的な間隔、梶井基次郎の檸檬を思い起こさせる丸味のある形、紙を貼り合わせただけの質素な潔癖感、紙に墨書きの簡素さ、紙に投影される光のグラデュエーション、様式化された書体、こうしたものすべてに、長い時間をかけて育まれた日本ならではの美意識が凝縮されているように感じてしまうのである。

  提灯にあたる英語は‘lantern’ なのだろうが、グーグルの画像検索で‘lantern’ を調べてみると、欧米はもとより、中国や台湾の‘lantern’ と日本の提灯にはまるで違う美意識が反映されていることがすぐ判るはずである。日本人の目から見ると、同じアジアでも中国や台湾の提灯は原色系でケバケバしいものとしか映らないのである。

(まあ、そんなしっとりした美意識などは、祭りが始まると吹っ飛んでしまうのだが・・・)


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