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警告する日本 [海外メディア記事]

 BBCによる中国経済に関する特集記事の2回目は、なんと日本。やはりここでも日本は反面教師として登場するわけですが、もうこういう扱いばかりですね。似た趣旨の記事を前にアップしたこともあるし。何か平家物語のような展開になるのでしょうか?
http://news.bbc.co.uk/2/hi/business/8471888.stm

「 たとえ日本の経済がかつての日の出の勢いだった経済大国ではもはやなくなっているとしても、日本の労働者たちは目的意識を持っているかのように見える。

  朝のラッシュ時になると、黒っぽいスーツを着たサラリーマンたちが品川駅の出口から勢いよく流れでては、歩道を通って周囲の大きなオフィス・ビルに吸い込まれていく。

  少なくとも東京の中心部は、20年間にもわたって停滞してきた国のようには見えない。

  しかし、タクシー乗り場でタクシーの運転席に座って客待ちをしているとある男性の人生は日本経済の物語りを語っているのである。


 「間違いをいくつもしました」

  

  57歳の鈴木太郎は、白髪を短く刈り込んだ、大柄でぶっきらぼうな語り口の男性である。

  彼の緑色のタクシーは小綺麗でピカピカだ。鈴木氏は、24時間続く長い勤務の前にタクシーを磨くのである。

  東京にはタクシーが多いし、最近は客の争奪戦が激しい。

   一度は大企業のサラリーマンだったが、鈴木氏は、1980年代の狂ったバブルの最中に不動産投機家に転じた。

  その頃から事態はあまりうまく行かなかった。

  「間違いをいくつもしました。こんなこと言うのはフェアじゃないけどね。この仕事をしようと思っているドライバーもいるし、タクシー運転手として懸命に働いている人もいるんだからね」。

  「でもね、自分の人生を振り返ると、自分が成功したとは思えないね」。

  「日本の経済も同じだよ。今のような状況になるとは思いもしなかったな」。

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アメリカに追いつく

  いつの日かアメリカに追いつくと予想されていたのは、(今は中国だが)1980年代には日本だった。

  経済は異常なペースで成長していた。

  80年代の最後の日に日経225の平均株価は終値で38916円という史上最高値だった。

  銀行は気前よく貸し出し、東京の中心にある皇居だけでカリフォルニア州の全不動産以上の価値があると言われるほど、地価が高騰した。

  一万円札を可能な限り小さく畳んで東京の都心で落としても、それが覆う土地の値段には及ばなかった。

  鈴木氏を含め多くの人々がリッチになろうという希望を抱いていた。

  日本人は、湯水のように金を使って、ニューヨークのロックフェラー・センターを含む世界中の戦利品を買いあさった。

  しかしそれからすべてが悪化していったのだった。

  膨大な借金のレベル

  バブルが急激にはじけたので、1990年代は失われた10年と呼ばれた。2000年からの10年も一向に良くはならなかった。

  あれから20年がたち今朝は10737円で取引が始まったので、株価はほぼ4分の1のレベルで低迷している。

  人も会社も、値崩れした資産を買うために用いた融資の返済で身動きが取れないままだ。

  日本政府が介入し、膨大なお金をインフラ整備につぎ込み、経済を下支えした。

  つまらない所に橋が架けられ、海岸も川もコンクリートで覆われてしまった。

  そしてその結果が巨大な国の借金である。

  「日本の借金は積もりに積もってきました」と語るのは、富士通リサーチ・インスティチュートの上級エコノミストのマーチン・シュルツ。

  「借金は歳入の2倍です。これはとてつもない数字です。克服するんのはとても難しいし、大きな間違いだったと見なされています、現政権さえもそう見なしているくらいです」。

  今度は中国の番?

  では中国も同じ間違いをしようとしているのか? 表面上は、現在の中国と1980年代の日本の間には紛れもなく似ている点が存在する。

  高い貯蓄率、割安の交換レート、世界最大の経常収支黒字国をもたらした輸出に牽引された急激な経済成長などがそれである。

  今日、東京の最も素敵な店が立ち並ぶ通りに中国人がバスで乗りつけて、金を湯水のように使っていく。

  今月始め、築地市場で見事なマグロが175000ドルで競り落とされたとき、買い手は日本の寿司店と香港に拠点を置く実業家だった。

  北京と上海の住宅は価格が高騰した。

  「中国は、過去二十年の誤りも含めて、日本がやってきたことをもっとも良く研究した国の一つです」とシュルツ氏は言う。

  「国内の経済を後押ししているので、資産価格は天井知らずの勢いです。だから中国は、日本の現状に陥らないよう早めに手を打つでしょうね」。

  過去の生活

  日本は、依然として世界でもっとも豊かな国の一つである。

  中国経済がGDPの総額で追いつきつつあるが、その富は、日本の10倍もの国民に行き渡るのである。

  しかしタクシーを運転する鈴木氏にとって、日の出の勢いだったのが中国ではなく日本だった頃の生活のあり方を思い出させてくれるものがどんな街角にもあるのだと言う。

  とくに、金持ちが遊びに来る東京の夜のスポットを、客を求めて流しているとき、そう感じると言う。

  「今こんなことを言うのは恥ずかしくなるけどね」と、彼はにやにやしながら言った。

  「銀座や六本木に行っては呑み代に何十万円も使ったものです。寿司やフレンチやイタリアンを食べ、そんなことが週に二三回あったし、毎日ということもしばしばあった」。

  「それが当時のビジネスのやり方だったんですよ」。         
 」 

  

 

    

  

 

   

  

  

   

 









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