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ああ もみの木 [子供とともに(更新ほぼ停止中)]

 子供の担任の先生は教育熱心な方で、子供たちに質のよい音楽に少しでも触れてもらいたいという思いから、音楽教室に通っているのだそうな。

 先生から教わったのだろう、子供が「ああ もみの木」を口ずさんでいた。録音させてもらった。
 



 この歌詞は、作曲家林光の訳のようだ。
 
「 ああ もみの木 ああ もみの木
  君はえらいな
  夏でも冬でも 緑のはっぱ
  ああ もみの木 ああ もみの木
  君はえらいな

  ああ もみの木 ああ もみの木
  君が大好き
  クリスマスだけじゃない
  春でも秋でも
  ああ もみの木 ああ もみの木
  君が大好き

  ああもみの木 ああ もみの木
  君から学ぶ
  どんな時にも 希望をすてるな
  ああ もみの木 ああ もみの木
  君から学ぶ  」


 ところで、この訳詞は、古くから伝わるドイツ民謡に、1824年、Ernst Anschützというオルガン奏者がつけた歌詞に由来している。いつでも変わらぬ緑の葉で勇気と力を与えてくれるあなたが大好き、という内容である。少し無骨な感じがするけれど、素朴な愛情を歌っているわけだが・・・


 しかし、それよりも古いヴァージョンがあって、1820年に、August Zarnackという人が歌詞をつけている。今日は時間がないので、その人がどういう人物なのかということは調べられなかったが、原型の大意を掲げておこう(http://wikisource.org/wiki/Oi_kuusipuu)。


 「ああ もみの木 ああ もみの木
  君の葉は なんて従順
  夏場だけでなく
  雪の降る冬でも 緑の木の葉
  ああ もみの木 ああ もみの木
  君の葉は なんて従順

  ああ 少女よ ああ 少女よ
  君の心はなんて偽物
  私が順調なときは 私に貞節を誓うが
  私が貧しくなるや 去っていく
  ああ 少女よ ああ 少女よ
  君の心は なんて偽物

  ナイチンゲール ナイチンゲール
  君はナイチンゲールを 自分の手本としたのだね
  ナイチンゲールは 夏が笑っている間は とどまるが
  秋になると 去ってしまう
  ナイチンゲール ナイチンゲール
  君はナイチンゲールを 自分の手本としたのだね

  谷を流れる小川よ 谷を流れる小川よ
  それは 君の偽りを映す鏡
  雨が降ると 勢いよく流れるが
  日照りの時は 水源を隠す
  谷を流れる小川よ 谷を流れる小川よ
  それは 君の偽りを映す鏡   」


 
 なんか酒場で男たちが、こういう歌で盛り上がっている情景が想像できそう。Anschützは、この俗っぽい歌詞の一番だけを気に入ったのでしょう。それだけを残して、本来は男女の愛憎の関係だったのが、人とモミの精神的な(?)関係へと昇華するような歌詞に2番・3番を作り替えた。それがなければドイツの酒場で埋れていたはずなのに、やがてクリスマスソングの定番の歌となって世界中で歌い継がれているのですから、歴史の動きは判らないものです。









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