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食虫トマトの攻撃 [海外メディア記事]

 

 

    私たちの食卓にもなじみ深いトマトポテトも実は食虫植物の仲間だった。言い換えれば、肉食性ということになるので、記事の冒頭にあるようなベジタリアンに対する警告になるわけです(もちろん、これは冗談にすぎないわけですが)。

  『インディペンデント』紙の記事からです(http://www.independent.co.uk/news/science/attack-of-the-killer-tomatoes-1834638.html) 。

 

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「 ベジタリアンたちよ、もうトマトのことは見限りなさい

 

ポテトやトマトは美味しい食べ物だが、ハエジゴク(venus fly trap)や嚢状葉植物(pitcher plant)にも劣らないほど有害な悪しき側面をもっているかもしれない。

トマトは、食虫植物のことなら地の果てまでも追い求めていく植物学者や探検家たちによっても見過ごされてきたと思われる植物の一つであると認定されたのである。

キューガーデン(Royal Botanic Gardens, Kew)の研究者たちによると、昆虫や他の小動物を捕らえる植物は、これまで考えられてきたよりも数百種も多く存在しているのだという。その中には、観賞用のタバコ属のペチュニアや、ポテト、トマト、そしてキャベツの親戚であるナズナ(shepherd’s purse)などが含まれるのだという。

「広く知られた食虫植物は約650種類ですが、私たちの試算では、あと325種類ほどが付け加わる予定です――ですから、約50パーセントほど増えることになります」と語るのは、キューガーデンのマイク・フェイ博士。

研究者たちがチャールズ・ダーウィン生誕200年祭を祝して食虫植物の査定を行ったところ、植物界がそれまで理解されていたよりもずっと血に飢えたものであることが判明したのである。

ダーウィン自身食虫植物に魅了されていて、食虫植物に肉を与えた多くの実験を行ったし、1875年には食虫植物についての本、『食虫植物(Insectivorous Plants)』を出版した。

フライ博士は、多くの植物の肉食的な特質が認識されないできたのは、それらには食虫種に結びつけられる最重要の特徴のいくつかが欠けていたからだろうと語った。

嚢状葉植物やハエジゴクは獲物を殺して食べてしまう専用の構造をもっているが、それ以外の植物はもっと捉えがたく、受動的な手段で普通の食餌を補うという手段を採っている。

そうした植物の中には、観賞用のタバコや、アブラムシやそれ以外の小さな無脊椎動物を捕らえるねばねばしたヒゲをもつある種のポテトやトマトが含まれる。獲物を直接食らい尽くすというよりは、死骸が徐々に腐敗し、栄養分が地面にしたたり落ちてそれが根に吸収されるというプロセスになっていると考えられている。

「いつもねばねばしたヒゲで小さいアブラムシを捕らえていますよ。こうした昆虫が解体して地面に落ちると、地面の養分は豊かになり、植物はその養分を根をとおして吸収するのです」と彼は言った。

そうした能力は、南アフリカのムシトリノキ(Roridula)の能力に似ている。ムシトリノキもハエがくっついてしまうようなねばねばした葉をもっているが、ハエを消化する手段をもっていない。そこでムシトリノキはハエを食べる昆虫に頼り、その昆虫が地面に落とすフンから栄養分を引き出すことができるのである。

国内にもあるトマトやポテトの品種も小さい昆虫をねばねばしたヒゲで捕らえて殺す能力を保持しているので、昆虫が腐敗して地面に落ちるとその栄養分をきっと根から吸収しているのだろう。

しかし、それらは化学肥料をたっぷり与えられているのだから、虫を殺すことは、野生状態では重要な食料源かもしれないが、現状ではほとんど恩恵を生みださないと考えられている。

ロンドンのキュー・クィーン・メアリー大学のマーク・チェイス教授は次のように語った。「栽培作物となったトマトやポテトもやはりヒゲをもっています。とくにトマトはねばねばしたヒゲで覆われています。定期的に小さい昆虫を捕らえますし、昆虫を殺します」。

「園芸作物となった品種の場合は、根をとおして私たちが与えた養分を取っていますから、昆虫を捕らえることで得られる利益は大きくないだろうと思います。しかし野生状態に戻せば、食虫植物と考えられる仕方で活動するようになるでしょう」。

ナズナが食虫植物であると考えられているのは、部分的には、その種子が土壌にいる微小生物をおびき寄せて殺してしまう物質からなる薄い層に覆われているからである。さらに、その種子は、発芽中でも栄養分を吸収できるように、死骸を解体できる酵素を分泌しているのである。

この研究の発見は、開花植物はすべて、進化した際には肉食の能力をもっていたのだが、その能力を利用し保持し続けたのはわずかな植物だけだったという考え方を支持するものだ、とフライ博士は語った。

こうした発見を"The Botanical Journal of the Linnean Society(リンネ協会植物学誌)”に発表した研究者たちは次のように言った。「私たちは、私たちが考えているよりずっと多くの殺虫植物に囲まれているのかもしれない」。

「私たちは、植物のことを動かず害もないと考えることに慣れてしまっていて、植物が虫を殺すと考えただけで心中穏やかでいられなくなるのです」。

「概して、多くのタイプの被子植物(開花植物)はある程度の殺虫活動に従事していて、「原-殺虫植物」と言えるのかもしれません。動物性の栄養分に対する「嗜好」を発展させなかった植物のほうが多いのはなぜかについて、もっと関心をもつべきなのかもしれません」。

肉食の植物についての血も凍らせるようなお話は、最初にロンドンにやってきた生きたハエジゴクが、18世紀、ヨーロッパ中にセンセーションを巻き起こして以来、イギリスの国民を魅了してきた。

人食い植物の物語がとくに関心を集めてきたのは、『トリフィド時代(The Day of the Triffids)』(1951)や『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ(The Little Shop of Horrors)』(1960)――もっと最近では、毒触手草(Venomous Tentacula)がつかみかかる蔓で生きた獲物を捕らえようとするハリー・ポッターの諸巻で登場したからである。

人間を捕らえて死に至らしめる触手をもつマダガスカルの樹木の話が19世紀に広まったが、それは目撃者の証言に基づいているとされ、信じるに値しないと見なされるようになったのは20世紀になってからである。「血を見るのが好きな植物によって最後の血の一滴までしぼりとられ飲み込まれてしまうまで」触手で人間の体を押しつぶしてしまう中央アメリカの人食い樹木のことを伝えた話もあった。

ポテトが夢見ているたった一つのことは・・・










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