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 八甲田ホテルでの食事(Best3) [雑感]

 八甲田ホテルでの食事(Best3) 

 
 私がこれまで利用した国内のホテル・旅館の食事でひときわ印象深いBest3は、八甲田ホテルでの食事だろうか。

 
 人里からはるか遠く離れた地での宿泊という点では上高地のホテルも捨てがたいのだが、あそこは風景の素晴らしさに比べてホテルは大したことがないのが残念。まあ、そんなことは上高地にとっては些事にすぎない。思いっきり悪口雑言を投げつけたいホテルがあるのだが、割愛しよう。

 八甲田ホテルは、これまで5~6回訪れている。子供ができてからは、2部屋分あるメゾネットに泊まることにしている。
 
 避暑のために何度か利用したし(ちょうどねぶたの頃に)、正月にも泊まった。いずれの季節も捨てがたいが、冬は格別の趣がある。当然ながら、ホテル内は暖かいのだが、窓外は猛吹雪。猛烈な風による振動がかすかに窓ガラスから伝わると、身体が厳寒の地にいるのだということを思い出して自ずと引き締まるような、そんな緊張感がたえず微かにあたりに漂っている。何しろ「死の雪中行軍」の地ですからねえ。これについては写真が何よりも雄弁に語ってくれるだろう。3年前の正月のときの写真である。


 ・吹雪の中バスがホテルの玄関に到着 (たしか部屋から撮影)

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 ・つららまでが恐ろしげに見える (たしか、翌朝廊下から撮った)

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 ・街路灯もほぼ埋まってしまうのだから、どれほどの雪か判るでしょう

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 ・除雪は、朝となく夜となくひっきりなしに行われていた。

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 しかし、ホテルはこうした凶暴な風と雪に対峙してビクともしない造りになっている(言うまでもないが)。

 ・堂々たるエントランスの構え

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 ・ロビーにあるぶっとい柱をはじめ、ホテルを構成している木々からは圧倒的な質感と力強さと信頼感が伝わってくる。

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 ・食事をしにレストランへ。

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 ・大きな窓からは容赦なく吹きつける雪が絶えず見て取れるのだが、そんな中でゆったりと席に座って食事をとれるという不思議な感覚が、一つ一つの食事に稀なアクセントを加えてくれる。その日は「料理長特選こだわりメニュー」を頼んだ。アミューズ(ピーマンのマリネにピストーを添えて)に続くオードブルは「オホーツク産 鱈場蟹のロースト キャヴィアとレモン添え」。

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 ・スープは「三沢産 北寄貝と茸の貝焼き、下北産 雲丹を添えて」。地産地消のお手本ですね。この日のメニューにはなかったが、たしか、青森はフォアグラやトリュフのようなフレンチの素材の開発に力を入れているので、地産地消のフレンチが手ごろに味わえるようになりつつある。

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 ・お魚料理は「活鮑の網焼き ケッパー入り焦がしバターソース」。まことに贅沢な地産地消。

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 ・お肉料理は「特選前沢牛ロース 牛のポワレに熟成マデラ酒ソースを添えて」。ん? なぜこれだけ地元のものじゃないの? 別に、ブランドにこだわる必要なんかないと思うのだが、まあ、何か事情があるのだろう、細かいことに目をつぶろうという気持ちになる。

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 この間、夫婦でワインを二本あけ、子供は特製のお子様ランチを食べた後は、ひたすら持参していたトミカの車で遊んでいた。実に楽しく美味しいひと時だったが、これらすべてはあの激しい吹雪の中での出来事。振り返ってみると、八甲田ホテルでの冬のディナーはなにか奇跡に近いものとして感じられるのである。
 
 
 





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