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生け贄の祭り [海外メディア記事]

  数日前に「世界最大の動物犠牲祭」の模様を伝える画像を見たとき、早く紹介しようと思ったのですが大量射殺事件の記事を優先させたので、少し延びててしまいました。残酷と思われるシーンがありますので、気の弱い方はページを閉じてください。

  この祭りを伝えるガーディアン紙のキャプションには次のように書かれています。「2009年11月24日: 世界最大の動物犠牲祭が、今日ネパールで行われた。バリヤプールではヒンズーのガディマイ祭のために、手始めに25万頭を超える動物が殺された」(http://www.guardian.co.uk/world/gallery/2009/nov/24/nepal-hinduism?picture=355997372)。これは5年に一度開かれるガディマイ・メラという祭りらしく、50万頭以上の動物が殺されるようです。しかし、この模様だけを伝えたならばヒンズー教の未開野蛮性だけを印象づけることにしかならないでしょうが、イスラム教でもメッカ巡礼を終えた人は大々的に動物の犠牲を神に捧げることになっていて、これこそラマダンと並ぶイスラム教最大の祭りとされているのです(最後の写真)。

 たぶん、ほとんどの人はこういう儀式を野蛮な風習としか捉えないでしょう。実際、動物保護団体がこの祭りを中止するよう働きかけたという話が伝わっています。野蛮で非道徳的かどうかという判断はともかく、こうした儀式は、たぶん、旧石器時代のはるか昔から行われてきたもので、宗教の起源を考えるうえで避けて通ることはできないものである。それを見事に示したのがスイスの宗教学者のワルター・ブルケルトの『ホモ・ネカーンス』という本(かつて、このブログでもそのさわりの部分だけを紹介したことがあります(http://shin-nikki.blog.so-net.ne.jp/2008-12-28-1)。 人間はなぜことさらこういう「野蛮な」儀式を発達させたのかということが判らないと、(西洋的な)宗教の本質は理解できないような気が私にはしますが、この点は、いずれ暇なときにでも。


 
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「儀式の開始に先立って、霧の中男たちがクックリ刀を高く掲げる(http://www.guardian.co.uk/world/gallery/2009/nov/24/nepal-hinduism?picture=355997376)」   

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「屋根の上までいっぱいの信者たちを乗せたバスがバリヤプールのガディマイ寺院に向かう(http://www.guardian.co.uk/world/gallery/2009/nov/24/nepal-hinduism?picture=355997370)」   

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「カトマンズでは雄牛がヒンズーの女神ガディマイへの捧げものとして殺された(http://www.focus.de/politik/deutschland/bilder-des-tages/26_november_2009/)」

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「屠殺者が水牛を屠ろうと構える(http://www.guardian.co.uk/world/gallery/2009/nov/24/nepal-hinduism?picture=355997387)」。  

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「血まみれの仕事:イスラムの犠牲祭では伝統的に多くの動物が殺される(http://www.focus.de/politik/deutschland/galerie_did_10869.html)」。  

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