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死者の日 [海外メディア記事]

 一連の写真で、この24時間なりこの一週間の世界(あるいは国内)を振り返るという企画は、どの国のメディアも行っているみたいです。でも日本は? 

 今日は、イギリス『ガーディアン』紙の“24 hours in pictures”の“Gallery (13 pictures) 2 Nov 2009”から何枚かを紹介します(最後の一枚だけは別)。補足が必要なものには説明をつけています。(http://www.guardian.co.uk/news/gallery/2009/nov/02/1)。

 

・ カトマンズ、ネパール:とある反政府抗議集会で松明(たいまつ)を手にした何千人という共産党支持者たち。
 (補足:1996年ネパール共産党毛沢東主義派(マオイスト)が王制を打破すべく「人民戦争」を開始して以降ずっと火種が絶えない状態が続いている(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%AB)。たいていの人にとってネパールと聞くと、ヒマラヤくらいしか思いつかないかもしれない。まあ、私も同じようなもの。しかし、こういう写真を見ると事態が緊迫していることに驚きます)。

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・サン・ミゲル・カノア、メキシコ:万霊節(Day of the Dead)の祭りの間、家のエントランスにはマリゴールドの花びらが飾られる。

 (Day of the Dead:死者の日とも万霊節とも呼ばれる。かつてカトリックでは、人間が死んだ後で、罪の清めが必要な霊魂は煉獄での清めを受けないと天国にいけないが、生きている人間の祈りとミサによってこの清めの期間が短くなるという考え方があった。死者の日はこのような発想にもとづいて、煉獄の死者のために祈る日という性格があったそうだ(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%BB%E8%80%85%E3%81%AE%E6%97%A5)。ハロウィーンの馬鹿騒ぎで盛り上がる一部の国とは違って、中南米ではしっとりと万霊節が祝われているみたいです)。

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・ポルトープランス、ハイチ:万霊節の祭りの間、国立墓地でヴードゥー教の儀式に参加する女性。

 (「ヴードゥー教」と聞くと、私の中には何か恐ろしげなイメージがわいてくるのですが、それは偏見というもの。動物を生贄にささげる儀式を誇大に伝えた読み物の影響か? カリブ海の島国ハイチやアメリカ南部のニューオーリンズなどで信仰されている(たぶん素朴な)民間信仰ですね。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%A5%E3%83%BC%E6%95%99))。

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・マラガ、スペイン:カサベルメーハ墓地で墓石に沿って歩く男性。

(さすがスペイン。墓石まで地中海風、などと変な感心・・・)。

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 ・ラワルピンディ、パキスタン:兄の遺骸の隣に座る弟。兄は爆撃のあおりを受けて死んだ。
 (パレスチナからパキスタンまで、そしてネパールやチベットまで「死者の日」でない日があるのだろうかと思わせる一枚)。

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 ・・・ここで終わってもよかったのだが、おまけの一枚(これだけは、『インディペンデント』紙から(http://www.independent.co.uk/news/the-past-seven-days-in-photographs-806086.html?ino=4))。

 ・厳粛な空気の中、アメリカ陸軍のデイル・R・グリフィン軍曹の遺体がデラウエア州ドーヴァー空軍基地に移送される作業に参加するバラク・オバマ合衆国大統領。グリフィンは、月曜日アフガニスタンで死亡し、アメリカ空軍C-17戦闘輸送機で空路アメリカに帰還した18名の米軍兵士の一人である。
(「核なき世界」を訴えて世界平和を目指す一方で、アフガニスタンでの戦闘の最高指揮官として、「死者の日」が恒久的になりつつあるこの事態を演出している当事国の一つの最高権力者であるという矛盾。矛盾を抱えながら死者を迎えるオバマ大統領。確かに死者に対しては頭をたれるか、敬礼をするかしかないかもしれない。しかし、世界の少なからぬ人があなたに希望を託している今、こういう昔からある仕草をするために出向くなんてあなたには似合わない、と私は思う)。

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コメント 2

mikomai

こんばんは♪
様々な死者の日がありますね。
by mikomai (2009-11-04 20:54) 

MikS

こんばんは。もうすぐ5日の午前2時です。

確かに、同じ日に、どうしてこうも違った一日になるのかなあ・・・

by MikS (2009-11-05 02:00) 

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