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危機に瀕する傑作たち [海外メディア記事]

 前々回に続き、フランス『リベラシオン』紙のDOMINIQUE POIRET氏の特集記事。世界各地の危機状態にある建造物や文化的作品の現状を訴えたものです。興味深いものをいくつか紹介します。今回は、そのまま訳すだけにとどめず、ある程度の補足を加えました。

 より詳しくは、World Monuments Fund(=WMF)の“2010 Watch Sites”を参照されたし(http://www.wmf.org/watch/project-map)。補足説明はほぼここからとりました。

Chefs-d'oeuvres en péril
Du Pérou aux Philippines en passant par la France, la fondation américaine World Monuments Fund a dressé une liste de 93 sites en danger. En voici quelques exemples.
DOMINIQUE POIRET
http://www.liberation.fr/culture/1101654-chefs-d-oeuvres-en-peril




「             危機に瀕する傑作たち

 ペルーからフランスを通ってフィリピンまで、アメリカの団体ワールド・モニュメント財団(WMF)が、危機に瀕している93のサイトの一覧を作成した。いくつかの実例を紹介する。

 
 1. ウズベキスタン。砂地質の平原にある砂漠の城(Ouzbekistan. Les châteaux du désert des plaines sableuses)。  (中央アジア古代文明の一中心地ホラズム(Khorezm)の城壁。最古のものは紀元前7世紀に遡るという)。
  
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 2. メキシコ。テンブレケの水道橋(Mexique. Aqueduc de Tembleque)。  (植民地事業を推進する一環として、1543~1560に建設された水道橋。最長で39メートルに達するところもある)。

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 3. ブータン。ファジョディンの僧院(Bhoutan. Le monastère de Phajoding)。  (1224年、仏教を広めるためにチベットからやってきたPhajo Drugom Zhigpoが瞑想のための施設を作ったのが始まり。現在、10の寺と瞑想のための家から成っている)

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 4. フランス。ラングドックにあるサン-マルタン-デ-ピュイ教会(France. L'église Saint-Martin-des-Puits en Languedoc)。  (9世紀から17世紀にかけて増築を重ねたため、さまざまな様式が混在している。画像は11世紀に描かれたフレスコ画。確かに、後のキリスト教的な絵画ではなく、ローマ的な構図ですね。噂を聞きつけてピカソが見に来たらしい)


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 5.  日本。京都の町家(Japon. Les maisons de Kyoto)。  (説明不要でしょう。WMFの英語原文では、MACHIYA TOWNHOUSESとして紹介されています)

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 6.  パキスタン。石の上に描かれた仏陀(Des boudhas dessinés sur des pierres)。   (5万体を超える石に刻まれた像が、シルクロードの要所にあったこの地で、商人や巡礼者によって生み出された。ダム工事によって失われる危険があると危惧されている)

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 7.  フィリピン。テラス状に築かれた水田(Philippines. Des cultures de riz en terrasse)。   (もちろん日本風に言えば「棚田」。フィリピンでも16世紀頃に始まったようです。こうした険しい地形を耕作地に変えるには、ここに暮らしていた人々の協調の精神と創意工夫の才がどれほどのものだったことか。2001年世界遺産に登録されたそうですが、地質的な劣化と財政援助の乏しさのために危機に瀕しているとのこと)
 
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」。










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