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イギリスで出生率大幅上昇 [海外メディア記事]

 イギリスでは、出生率の上昇で人口が過去最高を記録したそう。たぶん、この結果は政治の勝利といえるのでしょう。何かと問題視される移民の問題も、ポイント制の導入などでそれがマイナスの作用を及ぼすことのないよう上手く管理するならば、経済や社会全体に活力を与えるポジティヴな要因になりうるのだ、という割に楽観的な結論は記憶の底に留めておくことにします。まあ、排外的な人には効果を持たない結論でしょうが・・・『ガーディアン』紙の記事です。  



Sam Jones guardian.co.uk, Thursday 27 August 2009 14.05 BST

http://www.guardian.co.uk/world/2009/aug/27/population-growth-uk-birth-rate-immigration

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「 出生率が英国の人口を過去50年間で最大の増加に押しあげる

 ベビー・ブームがわが国に住む人々の数を初めて6100万人以上に引き上げたことで、英国は過去半世紀で最大の人口増加を経験した。この人口増加は、東欧からの移民の減少にもかかわらず生じたのである。

 国家統計局によると、2008年イギリスの人口は前年に比べて40万8000人増加した。全人口は2001年以降200万人増加し、6140万人という最高値に達した。

 この増加は、出生率がこの15年間で最高のレベルに達したこともあり、一種のベビー・ブームによるものだった。去年英国では79万1000人のベビーが誕生した。一年前に比べ3万3000人も増えたことになるが、この増加率は10年前のほぼ2倍である。

 英国生まれの女性は、平均して1.84人の子供をもつ――わずか4年の間に10%の増加――が、外国で生まれて今英国で暮らしている
女性には約2.5人の子供がいる。国家統計局の数字が示しているのは、2008年イングランドとウェールズにいるベビーの約4分の1は、国外(通常はパキスタン、ポーランド、インド)から来た女性が産んだベビーである、ということである。

 国全体の出生率は、現在1.96で、これは1960年代以降で最大の数字である。これに似た増加を見せた最後の年は1962年で、その年は人口が48万4000人も増加した。しかし、2008年の数字は1947年の数字には及ばなかった。その年は戦後のベビー・ブームが人口のレベルを55万1000人も押しあげた年だったのである。


 国家統計局の統計係官ローマ・チャペル氏は最新の数字を「きわめてエキサイティング」と評した。「出生率が上がった年を見つけるには1993年にまで遡らなければなりません」と彼女は言った。「人口変動の主原因として自然変動が正味の移住者数を上回ったのは10年ぶりのことです」。

 しかしながら、ベビーだけが人口増加の唯一の要因なのではない。私たちの平均寿命も延びているのである。今や85歳以上の高齢者が130万もいて、総人口の2%に達しているのである。

 人口は毎年0.7%の割合で増加しており、これは1990年代の増加率の2倍以上であり、1980年代のレベルの3倍である。

 数字がさらに示唆していることは、グローバルな不況がヨーロッパ人の英国への移住に劇的な影響を与えたということであり、移民数は正味44%下落して11万8000人となったが、これは5年前のEU拡大以降最低の数字である。

 2004年にEUに加盟したいわゆるA8の東欧諸国(チェコ共和国、エストニア、ハンガリー、ラトヴィア、リトアニア、ポーランド、スロヴァキア、スロヴェニア)からやって来た者は、2008年の12月までの1年間に28%減少して10万9000人から7万9000人になった。

 しかし、同年に本国に帰った東欧からの移民の数は50%以上も増えて6万6000人になった。英国で仕事を求めて登録するA8の労働者の数は、昨年から今年の6月までに、42%減って11万6000人となった。

 本国に帰る東欧諸国の人々の急増と移民の減少を合わせると、移民は昨年総人口を1万3000人増やしたにすぎなかったことを意味する。

 国家統計局の主任統計係官のカレン・ダンネル氏は、帰国者が増えたことはたぶん経済的な不況のせいでしょうと語った。「A8諸国からの多くの人が仕事を求めてやってくるとするならば、失業と経済状況がたぶん影響しているのでしょう、と言わざるを得ませんね」と彼女は言う。

 国境および出入国管理大臣(the border and immigration minister)のフィル・ウーラスによると、この数字は、移民が仕事を求めて英国にやって来てはその後本国に帰っていることを示しているという。「移民の正味の数が減少していることは、移民が短期間英国にやって来て、働き、経済に貢献してそれから本国に帰っていくということです」と彼は言う。

 彼はさらに、政府の柔軟なポイント制度のおかげで、仕事か勉学のためにこの国にやって来る者に対する英国の管理能力が増大したのだ、と付け加えた。


 しかし、影の内閣の移民大臣のダミアン・グリーンは内相のアラン・ジョンソンに対して、人口増加が気になって「職務を怠っており」、適切に移民を管理していないと非難した。


 「アラン・ジョンソンはイギリスの人口増加のことで気をもんでなどいないと言っている。たぶん気をもむべきなのだ、職務を怠らずにね」と彼は言う。「これらの数字は、たとえ不況のために何十万もの人々が国外に去っているとしても、わが国の人口は依然として上昇し続けていることを示しています」。

 「そのために、住宅や輸送に対して一段とプレッシャーがかかったわけで、移民の数に対して厳密な管理がいまだに何もなされていないことが示されているのです」。


 シンクタンクの「公共政策研究所(Institute for Public Policy Research)」の移民部門長のティム・フィンチによれば、この数字は高いレベルの移民は避け難いわけではないことを示したのであり、この問題に関する「無責任なデマ」を蹴散らしたのだという。

 「2008年のこうした最新の数字が示しているのは、正味の移民数が数年間高かった後で、いまそれが急激に減少しつつあるということですが―――これは、経済的不況と、新たなEU諸国からの移民の多くが短期的な目的しかもっていないことと、政府によって実施された管理と監督の強化のインパクトが組み合わさったためであることはほとんど確実なことです」と彼は言った。


 移民は周期的となる傾向があると彼は言い、さらに、移民に関する論争の多くは「英国に高水準の移民が流入することが数年間続くことは避けがたいという誤った前提」に基づいていたと付け加えた。「移民の流れは双方向に生ずるのであり、今私たちは、私たちの経済が回復し成長するために私たちが必要としている移民を、私たちの移民管理体制がいかにして惹きつけ留めておくことができるのかについて、考える必要があるのです」。











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