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上映禁止となった問題作ベストテン [海外メディア記事]

  インディペンデント紙には、よく「○○ベスト10」のような企画ものの記事が出ますが、その一環と言って良いのでしょうか? しかしこのベスト10は、新聞が何らかの基準を設けて選んだわけではなく、Laura Davisという記者の個人的な嗜好に基づいたもののようです。

 このベスト10を見て私が真っ先に思ったことは、『カリギュラ』みたいな間の抜けた映画をアップしておきながら、パゾリーニの『ソドムの市』を入れていないのは絶対に変だということ。同じ指摘が、読者のコメントにも見られます。その他に、私は知らないのですが、『ミート・ザ・フィーブルズ/怒りのヒポポタマス』が入ってないのは変だというコメントもありました。

 また、『時計仕掛けのオレンジ』は英国で上映禁止になった(banned)わけではなく中止になった(withdrawn)だけとか、その他、この記事で英国(やその他の国)で「上映禁止」の扱いを受けたとされたものは、単にカットされたり、ヴィデオ化の許可が下りないものだったという指摘があるなど、不正確なところが結構あるようです。いずれにせよ、納涼目的でどれか一つをご覧になるなのも一興かと。

  

 BANNED: The most controversial films  By Laura Davis  Thursday, 6 August 2009

http://www.independent.co.uk/arts-entertainment/films/features/banned-the-most-controversial-films-1768299.html

「 
1. 時計仕掛けのオレンジ A Clockwork Orange (1971)


 上映禁止国 :アイルランド(1971-2000)、英国 - スタンリー・キューブリックによる(1973-1999)、 シンガポール、マレーシア、韓国、スペイン。  

  アンソニー・バージェスのベストセラー小説が原作の『時計仕掛けのオレンジ』は、浮浪者を殺し女性をレイプするアレックスと暴力的なギャング仲間の物語り。

 この映画は後に模倣犯的な行動を誘発したために有名になり、それが、監督キューブリックがこの映画を英国で上映中止にした主たる理由であると多くの人によって考えられてきた。キューブリックの死後、彼の妻クリスティアーヌが明らかにしたことによると、彼がこの映画を上映禁止にした主な理由は、彼と家族が何度か脅迫を受けた後に警察から忠告されたためだった、とのこと。
 

2. 悪魔のいけにえ The Texas Chainsaw Massacre (1974)

 上映禁止国 :フィンランド(1984)、英国、ブラジル、西ドイツ、チリ、アイスランド、アイルランド、ノルウェイ、シンガポール、スウェーデン

 5人の友人が、祖父の墓が壊されたことを聞き、そこを訪れるためにドライブをするが、その途中でヒッチハイカーを乗せた。ヒッチハイカーがナイフを取り出し自分自身や少年の一人を傷つけた後、彼らは速やかにその難を逃れることはできたが、ガソリン切れのために、とある小さな不気味に見える場所で立ち止まらなければならなかった。彼らにはあずかり知らぬことだったが、そこはチェーンソーを使うレザーフェイスの男の家だった。

 この映画は、人間の皮で作った服を着た(しかしチェーンソーは使わなかった)実際の殺人鬼エド・ゲインから大まかな着想を得たものである。



3. エクソシスト The Exorcist (1973)

 上映禁止国 : 英国、マレーシア、シンガポール。

 映画史上最も議論を巻き起こしたホラー映画の一つで、悪霊に取り付かれた12歳の少女と、彼女の魂を救おうとする二人の司祭の物語り。

 この映画は批評家の賞賛を浴び、アカデミー賞の10部門でノミネートされ、オリジナル脚本賞と音響賞の二部門で受賞した。




4. ライフ・オブ・ブライアン Life of Brian (1979)


 上映禁止国 :ノルウェイ(1979-1980)、シンガポール、アイルランド(1979-1987)。

 ブライアンはイエスの隣の馬小屋で生まれ、その結果メシアだと思われたが、彼は信者たちに対してそうではないと説得することはできなかった。
 
 宗教的な風刺満載のために、この映画は多くの宗教活動家の受けがよくなかった。ウェールズの都市アベリストウィスではこの映画が30年間上映禁止になっていたが、2009年ついにその処分が解除された。他方で、スウェーデンはこの映画をめぐる論争を自国のために利用し、この映画を「ノルウェイでは上映禁止になるほど面白すぎる」と宣伝した。 




5. ラストタンゴ・イン・パリ The Last Tango in Paris (1973)  
 
上映禁止国 :イタリア (1972-1986)、シンガポール、ニュージランド、ポルトガル(1973-1974)、韓国。

 
 若いパリの女性(マリア・シュナイダー)が、セックスだけに基づく関係を望む中年のアメリカのビジネスマン(マーロン・ブランド)と淫らな情事を始める。

 この映画は、バターを使ったセックスのシーンで有名になったが、これは、オリジナルの脚本にはなかったので、未だにシュナイダーの脳裏から離れていない。2007年のニューヨーク・ポスト紙とのインタビューで、彼女は「屈辱だったし、正直に言えば、ちょっとレイプされたように感じたわ。…ありがたいことに、ワン・テイクで済んだけれど。…私はそれ以降料理にバターは一度も使ってないの――オリーブ・オイルだけよ」と語った。  





6.西部戦線異状なし All Quiet on the Western Front (1930)


上映禁止国 : オーストリア(1931-1945)、ドイツ(1931-1945)。


 この映画は、第一次世界大戦での戦闘に従事するうちに戦争の悲劇と敵に対する誤解を理解するにいたる若いドイツ兵のグループをたどっている。

 この反戦、反ドイツ的(と見なされた)メッセージのために、アドルフ・ヒトラーとナチは、第二次世界大戦終結時までこの映画をドイツでは上映禁止にした。1930年ドイツでの短い興行期間に、ナチスの隊員は劇場にネズミを放って上映を妨害した。




7. カリギュラ Caligula (1979)

 
上映禁止国 : カナダ、アイスランド。


 王座につくために暴力的手段を使い、専制的治世の間の衝撃的な行為の数々をつくし、その後狂気に陥るローマ帝国の皇帝カリギュラの物語り。

 この映画が問題作と見なされたのは、暴力シーンの描写のためばかりではなく、意味のない裸体の描写とカリギュラの妹に対する性的な情熱のためでもあった。




 
8. 鮮血の美学 The Last House on the Left (1972)

  
上映禁止国 : 英国(1984-2002)、シンガポール、ニュージーランド、ノルウェイ、西ドイツ、オーストラリア(32年以上にわたる)。


 10代の少女二人が、一方の誕生日のお祝いにロック・コンサートに行き、その後街中でマリファナを手に入れようとする。彼女たちは、脱獄してきたばかりの精神異常者の一団に誘拐される。

  
 鮮血の美学の監督はウェス・クレイブンだが、彼はまた、フィンランドで上映禁止になった「サランドラ(The Hills have Eyes (1977))」、「エルム街の悪夢(A Nightmare on Elm Street (1984))」、「スクリーム」シリーズの監督でもあり、それらの映画すべてに出演している。




9. フリークス Freaks (1932)

 
上映禁止国 :イタリア、フィンランド、アイルランド。

 
 きれいな空中ブランコ乗りが、サーカス芸人のリーダー(これも小人)と結婚することに同意するが、友人たちはブランコ乗りが結婚しようとするのは遺産目当てにすぎないことを発見する。


 監督のトッド・ブラウニングは、コスチュームやメイクを使う代わりに、本当に奇形の人々を起用するという例外的な手段を選んだ。彼の選択は当時の観客に衝撃を与え、この映画はカルト・ムーヴィーの古典という栄誉を得たものの、上演の結果ブラウニングは{非難を浴び映画界を去り、その後}職を見つけるのにも苦労する羽目になった。





10. 死霊のはらわた The Evil Dead (1983)

上映禁止国 : マレーシア、英国(1983-1990)、西ドイツ(1984)、スウェーデン、アイスランド、アイルランド、シンガポール。

 5人の友人たちは森の中の丸太小屋に旅行する。そこで彼らは『死者の書』を見つけるが、そのことが死霊を目覚めさせ、死霊は彼らをゾンビにしてしまう。


 「死霊のはらわた」は“ヴィデオ・ナスティー(Video Nasty)”に認定された最初の映画の一つである――ヴィデオ・ナスティー(Video Nasty)とは、暴力的な内容のために、各種宗教団体、新聞、批評家によって批判された映画に使われる言葉である」。
   






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