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20世紀トップ5 画家編(フィガロ紙の読者投票) [海外メディア記事]

『フィガロ』紙が、20世紀の絵画芸術のカテゴリーを4つに分けて、そのトップ5を投票によって決めるという企画を立て、そして、このたび結果が出たようです。まあ、たいした意味はないなあと思いつつ、ついのぞいてしまいました。

 
 まずメインの記事を紹介します。トップ5の結果一覧は後に載せておきました。

 この記事の最後で言及されている「バイエラー財団美術館のジャコメッティ回顧展」については、この場でも紹介しましたが(http://shin-nikki.blog.so-net.ne.jp/2009-07-04)、やはり話題になっているのでしょうね。途中に出てくる「カルチエ-ブレッソンによってコートをかぶった立像のような写真に撮られたジャコメッティ」は有名らしく、画像検索で簡単に見つけることが出来ました。せっかくなので添付しておきます。

 
 
Valerie Duponchelle  06/07/2009

http://www.lefigaro.fr/culture/2009/07/06/03004-20090706ARTFIG00328-palmares-du-xxe-siecle-place-aux-peintres-.php



 「 読者アンケート - 『フィガロ』インターネット版の読者に、「20世紀の芸術家のベスト」について尋ねてみた。読者はセザンヌ、ベーコン、スーラージュ、ジャコメッティを選んだ。投票を分析してみよう。


 「そして第一位は」…。20世紀アートでは、モダニズムの創始者ポール・セザンヌが、この先駆者の芸術を利用してミノタウロスのような20世紀をつかみ取ろうとしたパブロ・ピカソをわずかに抑えた(24,55 % 対 24,08 %)。「戦後」アートでは、感覚的苦痛、バラ色の地に浮かび上がる不安や人間の騒乱を描いたフランシス・ベーコンが、ポップ・アートの神秘の巨匠で、アラン・カフがグラン・パレで回顧展を開いたばかりの有名人の死体防腐処理人アンディ・ウォーホールを抑えた(20,42 % 対 19,73 %)。

 コンテンポラリー・アートでは、ウォーホールより10歳年上であるが、生気ある「黒い光」に魅入られた画家、フランス人ピエール・スーラージュが、壮大な作品で知られるアンゼルム・キーファーや、「ロック・スター」になった「悪たれ」芸術家ダミアン・ハーストを大きく引き離した(25,6 % 対 8,04 % 、5,85 %)。「彫刻およびインスタレーション」という大きなカテゴリーでは、一個人としても類まれだった彫刻の名手アルベルト・ジャコメッティが、あの驚嘆すべきコンスタンティン・ブランクーシを引き離し(35,15 % 対 18,33 %)、アメリカ人のカルダーやリチャード・セラに大差をつけた(35,15 % 対 11,31 % 、 6,46 %)。カルチエ-ブレッソンによってコートをかぶった立像のような写真に撮られたジャコメッティは、頭からつま先まで全身芸術家というイメージを一般にも受け入れられる形で具現化しているのである。 
 
 一般の人々に、流行や相場、大講堂での講義や教養ある見解などには見向きもせずに、自分なりの美術の歴史を書き換えて整理する権利が与えられたのである。フィガロ紙の読者やインターネット利用者に、われわれのサイト(lefigaro.fr)で、6月15日から7月3日にかけて大量の投票をしてもらい、かくして20世紀ベストが出来上がった。そのためには、まず、20世紀開幕から現在に至るまでを飾る40名の芸術家を、重要性が低減する順序で分けなければならなかった。10人の芸術家からなる4つのカテゴリー――20世紀アート、「戦後」アート、コンテンポラリー・アート、彫刻およびインスタレーション――が、世紀を代表する40の名前を分類するための評決にゆだねられた。(投票総数は23914票で、9864票が20世紀アートに、5392票が戦後アートに、4140票がコンテンポラリー・アートに、4518票が彫刻およびインスタレーションに投票された)。

 驚きの結果もあれば、予想通りという結果もあった。歴史に名を残す芸術家でも、簡素すぎたり、有名すぎたり、概念的すぎたり、あるいは単なる型破りと判断された芸術家は得票が少なかった。マルセル・デュシャンの攻撃的ユーモアやピエ・モンドリアンの人目をあざむく単純さであっても得点は伸びなかった(20世紀アートの得票の3,15 %と、1,88 % )。しかし、心の琴線や感覚に触れる画家、とくに芸術によって安楽の幻想や幸福感を与えるような画家は、最も高い予想得票を超える得票だった。このことは、ボーブールでの『カンジンスキー展』や、パリ近代美術館での『ジョルジオ・デ・キリコ』展や、グラン・パレでの『ピカソと巨匠たち』展が成功したことが証明していることでもある。われわれの読者アンケートでは、セザンヌ、ベーコン、スーラージュが、同じカテゴリーの他の芸術家の頭を軽やかに飛び越えているように見える。ちなみに、アートと絵画はフランスでは依然として同義語なのである。

 「ジャコメッティがブランクーシより上ですか。このことが示しているのは、美術史的にはブランクーシの方が重要ですが、一般の人々の多くは、ブランクーシの内に彫刻の理念を掴み、そこに人間的な要素を付け加えた人の方を好むということですね。判る、俺も似たようなことをしているから、とジャコメッティは思ったんですよ」。そう強調するのは、サザビーズ・フランスのコンテンポラリー部の若き部長グレゴワール・ビロー(彼は、モンドリアン、ベーコン、カッテラン、カルダーに投票した)。胸が引き裂かれるほど美しいバイエラー財団美術館のジャコメッティ回顧展を見るだけで、これが芸術なんだということが判るはずである」。
 


投票結果の表を見てみましょう http://www.lefigaro.fr/assets/pdf/palmares_artiste_xxsiecle.pdf)。

  20世紀アート:トップ5
 1.ポール・セザンヌ          24.55%
 2.パブロ・ピカソ            24.08%
 3.サルヴァドール・ダリ    13.46%
 4.アンリ・マチス    10.18%
 5.ワシリー・カンジンスキー   7.41%

 「戦後」アート:トップ5
 1.フランシス・ベーコン       20.42%
 2.エドワード・ホッパー       20.01%
 3.アンディ・ウォーホール  19.73%
 4.マーク・ロスコ    11.07%
 5.ジャクソン・ポロック      8.22%

彫刻およびインスタレーション:トップ5
1.アルベルト・ジャコメッティ     35.15%
 2.コンスタンティン・ブランクーシ  18.33%
 3.アレクサンダー・カルダー   11.31%
 4.セザール       7.37%
 5.ヘンリー・ムーア        6.93%

 コンテンポラリー・アート:トップ5
 1.ピエール・スーラージュ      25.60%
 2.ルシアン・フロイト         20.05%
 3.ヤン・ペイ・ミン   10.14%
 4.ソフィ・カル       10.10%
 5.アンゼルム・キーファー     8.04%


 一人の画家につき一点ずつですが、各カテゴリーのトップ3の作品がスライドショー形式で紹介されています。

 http://www.lefigaro.fr/photos/2009/07/02/01013-20090702DIMWWW00446-palmares-du-meilleur-artiste.php


全身芸術家
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