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カー・フリー社会をめぐって(2) [海外メディア記事]

 「カー・フリー(car-free)」社会についての後半。

 ドイツの、それも若干特殊な背景の町で行われている「カー・フリー」の街づくり。それが、世界に広まるか? という以前に、アメリカで成功するモデル地区が出てくるか? ということがこの記事のテーマなのでしょうが、締めくくり方を見ると、この記者(ELISABETH ROSENTHAL)はあまり期待していないように受け取れます。

 それはともかく、日本でもこうしたモデル地区が出ないものでしょうか? 私が住む東京の都心などは、少なくとも自家用車はまったく不要だと思います。 
 

 『ニューヨークタイムズ』紙の記事の後半部分です。
http://www.nytimes.com/2009/05/12/science/earth/12suburb.html?pagewanted=2&_r=2&em


「 ドイツの郊外で、車なしの生活が進んでいる

 
 メルセデス-ベンツとオートバーンの国ドイツでは、ヴォーバンのような自動車を低減させた場所での暮らしには、それなりのいびつさがついて回る。この町は縦長で比較的狭いので、フライブルク行きの市街電車にはどの家からも歩いてすぐ行けるようになっている。店やレストラン、銀行や学校は、住宅地のなかにあって、典型的な郊外の街よりもあちこちに点在している。ヴァルターさんのようなたいていの住民は、ショッピングに出かけたり子供たちを遊び場に連れて行くために、自転車の後ろにカートを取りつけている。
 
 イケアのような店に出かけたりスキー場にいくために、複数の家族が共同で車を購入したり、ヴォーバンのカー・シェアリング・クラブが貸し出している共同使用の車を使うことになる。ヴァルターさんは、以前は合衆国とフライブルクで―自家用車と一緒に―暮らしたことがある。

 「車があると、どうしても使ってしまいますよね」と彼女は言う。「ここに越してきてすぐに引っ越してしまって人もいます―近くに車がないとさびしいのでしょう」。

 ヴォーバンは、かつてはナチスの軍の基地があった場所で、第二次世界大戦から20年前のドイツ統合まではフランス軍が駐留していた。基地として建設されたので、道路網は民間の車の使用に合うように意図して作られたわけではなかった。「道路」は兵舎の間を通る狭い廊下のようだった。

 元々の建物ははるか以前に倒壊された。それに換わるスタイリッシュな低い家々は、ヒート・ロスを抑えエネルギー効率を最大化するようにデザインされ、外来の木と凝ったバルコニーで飾り立てられた4~5階建てのビルである。一戸建ては禁じられている。

 ヴォーバンで家を買った人々は、環境のためなら進んで実験台に立とうとする人々である――実際、住民の半数以上は緑の党に投票している。しかし、多くは、生活の質が良いからここに住み続けているのだと言っている。

 科学者のヘンク・シュルツさんは、先月のとある昼時に自分の3歳になる子供がヴォーバンのあちこちを歩き回っているのを眺めていたとき、初めて車買ったときにどれほど興奮したかを思い出したという。今は、車のないところで子供を育ていることに喜びを感じています、と彼は言った。通りでの子供の安全にあまり気にかけることがないからである。

 ここ数年で、ヴォーバンは、ドイツで類似の実験をするコミュニティをまだ生み出してはいないけれど、ニッチな街としてすっかり有名になった。しかし、このコンセプトがカリフォルニアで上手くいくかどうかは判らない。

 100人以上のオーナーがベイ・エリアの「車低減社会」であるケーリー・ヴィレッジの家を買う契約をしたし、ルイス氏は、このプロジェクトを上手く開始させるさせるために初期資金として200万ドルの追加を期待している。

 しかしもし上手くいかない場合、彼の代替案は、同じ土地にまったく自由な車の使用を許す開発地区を作ることである。その土地はヴィラージュ・ディターリア(Village d’Italia=イタリア村)と名づけられるだろうというのである。  
 」。  

  


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