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熟睡が必要である理由 [海外メディア記事]

 熟睡が大切なことは、誰でも知っていること。その理由なんて、とっくの昔に判っていたことかと思いきや、そうでもない? それとも、昔から判っていたことの裏づけが、きちんと取れるようになった、ということ? 
 
 いずれにせよ、このショウジョウバエの説明はずいぶんと判りやすい。脳を中心に置いて単純化すると、日中の活動は、脳にガラクタを溜めることであり、睡眠はそれを取り除くこと。その繰り返しの中で辛うじて残るものが私たちの意識を形成する。こんな感じでしょうか? 

 夢などは、脳がガラクタを捨て去っている最中に発生する破片、ガラクタの断片ということになるでしょうか? ずいぶん夢のない話です。

 ちなみに、この記事ではじめて知ったことの一つは、ハエも、人間に劣らないほどの気苦労の多い生活を送っているらしいこと。「人間どもがうるさくて、おちおち休んでいられねえ」と多くのハエも内心舌打ちしながら、ストレスの多い毎日を送っているのかもしれません。

『インディペンデント』紙の記事より(http://www.independent.co.uk/news/science/revealed-why-we-need-a-good-nights-sleep-1661100.html)。






 「 熟睡が必要である理由が解明された


 「眠れば、夢を見るだろう」とハムレットは言った。いま科学者が示すのは、睡眠は夢を見るためにあるというよりも、前日にたまった心のガラクタ(mental rubbish)を取り除くためにある、ということである。

 眠りについてのある研究が発見したことによると、忙しい日中、脳にたまった神経間の結びつきは、夜の間に、積もり積もったガラクタ情報から心を軽くしようという試みのうちで取り除かれるのである。

 この発見により、夜熟睡することは、前日の重要な記憶を確かなものにし、取り除かれなければシステムを停滞させてしまうものを除去するのに必要不可欠であるという考え方が、よりいっそう有力なものとなったのである。

 この研究に携わった研究者によると、この結果が示しているのは、一晩ぐっすり眠ることは、翌日絶好調でいるためにどれほど重要であるかということである。

 
 「今は、多くの人が仕事や経済のことで心配を抱え、こうした心配のために睡眠を削っている人も、きっと、いることでしょう」。そう言うのは、この研究結果の著者の一人、セントルイスのワシントン大学医学スクールのポール・ショウである。

 「しかし、これらのデータが示唆しているのは、調子を維持し、仕事をつづけるチャンスをふやすためにできる最善のことは、充分な睡眠時間を確保することを最優先事項とすることなのです」。

 
 この研究はショウジョウバエの分析に基づいていた。科学者たちによると、この単純な生き物が、人間の睡眠の適切なモデルであるのは、人間と同様、ハエも一晩に6時間から8時間の睡眠時間を必要しており、充分な睡眠がとれないと、肉体的にも精神的にも変調のきざしを示すからである。

 
 人間と同様、ショウジョウバエも日中忙しく活動すると、いつも以上の睡眠を必要とする。過密な条件のもとで飼育されているハエは、孤独な状態で閉じ込められているハエよりも2~3時間長く眠るし、「精神的な作業」で忙しく活動しつづけるハエは、そうでないハエよりも睡眠時間が長い。

 以前の研究が示したことによると、睡眠は動物の学習や記憶を促進する。最新の研究はさらに進んで、脳の神経細胞を相互に結びつけるもの(シナプス)は日中に増加し、一晩ぐっすり眠った後に取り除かれているということを示している、とショウ教授は言った。

 「脳が無際限にシナプスを増やせないのは、頭蓋骨の空間が限りあるという制約を含めて、多くの理由があります。私たちは、学習の経験をしている最中のショウジョウバエのうちに新たなシナプスが生み出されるのを跡づけることができたし、眠るとその数が減少することを示すこともできました」と彼は言った。

 科学者たちは、ショウジョウバエを特別に考案した「ハエ振動機(fly agitator)」で飼育した。振動機にはロボット・アームがついており、それが、時折、ハエが眠らないように、ハエが止まる台を揺さぶるのである。科学者は、眠りを奪われたハエの脳の中に物理的な変化を見いだした。具体的にいうと、神経細胞を別の神経細胞に結びつけるタンパク質が増加したのである。


 科学者たちが眠った後のハエの脳を分析したところ、そのタンパク質のレベルが低下していたのだが、このことが示しているのは、神経間の連結そのものが、夜の間に、弱まったか削除されたということである。


 「睡眠が終わるころには、最強のシナプスでさえも収縮し、最弱のシナプスは消え去っているかもしれません」と述べるのは、『サイエンス』誌に掲載された研究のもう一人の著者であるウィスコンシン大学マディソン校のチアラ・キレッリである。


 「私たちが一日に覚えるものの多くは、実は、記憶しておく必要はありません」と彼女は言う。「もし脳のスペースをすべて使い果たしてしまったら、脳につまっているガラクタをきれいにしないかぎり、それ以上覚えることはできませんからね」。











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