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3月10日の浅草 [雑感]

 あの地獄が現出した日から64年後の浅草を歩く。
行き場を失った多くの人を飲み込んだ隅田川は、実に穏やかに流れていた。

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 仲見世から本堂に向かう観光客の表情は、今日も、陰りも屈託もなく、ほとんどの人は64年前の今日何があったかなんてことは知らないだろう。たいていの人にとって歴史とは忘れるためにあるようなものだろうから。

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 あの戦火から奇跡的に残ったものとして、神谷バーとデパートの松屋をあげたが、浅草寺もほとんどすべて焼失したのだが、焼失を免れたものとして樹齢800年と言われる神木がある。目立たないところに立っていて、なにか樹木とは違う形になってしまっているが、卑小な人間たちの振舞いを高みからもの言わずに見守っているような気配なのが印象的である。私はしばらくじっと眺めていた。

 付け足し。 実は、今日も大空襲の資料展に行ったのだが、もう写真をまじまじと見る勇気はなく、戦時中の物品や、各種文書を見て回った。所々に、句の書かれてある短冊がかかっていて、印象に残ったものが一つあったのだが、作者が判らない。作者の揮毫はあったのだが、読み取れなかった。だから、紹介するのに躊躇を覚えるのだが、広く知ってほしいという意図があることを汲んでいただけると思い、ここに載せておく。
 
 「口閉ぢし 屍あらじ 空襲忌」



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