So-net無料ブログ作成
検索選択
ブログパーツ

オペルの破綻は避けられない [海外メディア記事]

 サーブの次はオペルか? そしてその次は? 
ついに、ヨーロッパでも名の知れた企業の破産が現実のこととして語られるようになりました。危機がじわじわ広がり深刻化しつつあります。しかし、それに対する対策については、まだ意見の一致は見られないようです。ドイツの『シュピーゲル』誌の記事を訳してみました。http://www.spiegel.de/wirtschaft/0,1518,609122,00.html


 



 
「キリスト教民主同盟の中道派の政治家ミカエル・フックスは、行き詰った自動車メーカーオペルの破綻を可能性がきわめて高いとしながら、リュッセルハイムに本拠を置くこのコンツェルンに対する国家保証には反対の意向を示した。「オペルの破綻は避けることができないだろう」とキリスト教民主同盟の政治家は『ベルリン・ツァイトゥンク』紙に語った。国は、国家保証によって破綻を回避するよう努めるべきではない。国家保証からの資金は合衆国に流れていくだろうが、「そんなことにわれわれは同意できない」と、議会会派キリスト教民主同盟中道派のスポークスマンは語った。

しのび寄る破綻のために、目下のところ、オペルに連邦政府の保証を与える法的可能性はないと、その会派の財政担当スポークスマン、シュテフェン・カンペーターは述べた。それが可能であるとしても、そのための第一歩として、ドイツの会社が合衆国の親会社であるGMから分離されていることが確かめられなければならないと、彼は『ツァイトゥンク』紙に語った。キリスト教民主同盟の財政政策の担当者は、企業に対する救済行動を政治があまりに熱心に進めてはならない、と釘を刺す。「われわれは、救済者から国を救わなければならないのです」。

 バイエルン州政府首相のホルスト・ゼーホーファーも国による救済行動に対して批判的な意見である。彼は、危機にゆれる企業に対して国家が関与することを拒絶した。国が企業を助けてよい時があるとすれば、それは、企業が将来性のある構想を抱き、その企業にとって最重要な銀行もバックアップするようなときであると、彼は『ケルンシュタット-アンツァイガー』紙に語った。「たしかに、数千という職場が失われることになるかもしれません。そうなるならば政府保証や国家保証を引き受けることになるでしょう」。しかし彼は、直接、国が企業として活動すべきであるという見解はとらない。「そんなことは、人類の歴史上、一度としてうまく行ったことはないのですから」。


 保証委員会は5月か6月の破綻を見込む
 
 その一方で、ドイツ連邦内務大臣ヴォルフガンク・ショイブルは国による援助には賛成の立場を表明した。財政的に行き詰った企業に対する介入のためにあれこれ考えることはよいことではないかというのである。「もう他のすべての手段が役に立たないならば、国家が介入しなければならない」と、彼は『ハノーバー・アルゲマイネ・ツァイトゥンク』紙に語った。それは、キリスト教民主同盟が掲げる秩序ある政治という理念に対応するではないか、というのである。「経済危機のために数十万の職場が危なくなるならば、ルートヴィッヒ・エアハルトならば黙ってはいないでしょう。責任感のある者ならば、それを回避するためなら何だってしなくてはなりません」と、挑発的に彼は言う。尋常ではない時には、尋常ではない手段が求められるのだ、というのである。

 オペルの工場がある連邦州と連邦政府の複数の大臣が出席する保証委員会が下した判断の結果は、『ビルト』紙によると、「5月か6月に支払い不能の恐れ」。それゆえ、政府は、オペルが、短期的には、「救済保証」によるしか援助の手立てがないのではないかと気をもんでいる。現行のEUの援助法によると、企業は、補助を受ける代償として、大規模な人員削減と職場の整理をしなければならない。

 しかし、チューリンゲン州政府が確信しているところによると、オペルの工場を抱えている連邦州は、いざというとき、自動車メーカーに進んで関与すべきであるのだという。チューリンゲン州の経済大臣ユルゲン・ラインホルツは『ビルト日曜版』に次のように語った。「連邦各州は、政府保証と国の関与が必要かどうか考えてみなくてはなりません。チューリンゲン州は、ドイツ国内の職場と企業拠点を救うためには、どんな解決策であろうと拒むことはありません。チューリンゲン州はそのために財政的手段だって使えるのです」。オペルは、エイゼナッハに1700人の従業員を抱える組立工場をもっている。同社は、その外に、チューリンゲン州で、ノルドハイン-ヴェストファーレン、ヘッセン、そしてラインラント-プファルツにも工場を稼動させているのである。


 ドイツ社会民主党の首相候補にして外務大臣のフランツ・ヴァルターは、重傷をおったアメリカの親会社GMの子会社に対してヨーロッパ規模での解決策を求めている。「オペルを救おうとする者は、視野を広げて考えなければなリません。どんな工場も、ドイツであれ、他のどこであれ、単独でこの危機を生き延びる保証などないのです」と、彼は『ライン・ポスト』紙に語った。「われわれは、リュッセルスハイム、カイザースラウテルン、ボーフムやアイゼナッハの職場が持続的に確保されうるためには、国際的にもヨーロッパのレベルでも協調して進んでいかなくてはならないのです」。













nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この記事のトラックバックURL: