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浅草の北 尾花へ [雑感]

 午後2時ごろまで自室で仕事。昨年来の課題の一つをようやく終える。後は、1月末締め切りの仕事が一つあるだけ。もちろん、プラス本務。本務は明日が仕事始め。子供とかみさんは実家に帰っている。今日はもうぶらぶらするだけである。

 で、2時半ごろ家を出る。目指すは北。道路標識が旅情を誘うよ・・・しかし、まっすぐ行った先が白髯橋、左折すると谷中というのはいいの?
 それぞれ、南千住、上野といった大雑把な地名でよくないか?
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 ここら辺は、靴や革関係の店が多いのは当然としても、意外にスウェーデン鋼などを扱う所が点々とある。何か理由があるのだろうか? 少し歩くと、なんとイスラム教のモスクが。建物としては普通のビルなんだが。
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 歩き始めて15分くらいで、コーヒーの有名店『バッハ』。何度か入ったことがあるが、毎回普通だなあという感想しか抱いたことがない。もっとも、私は、家で淹れたエスプレッソをストレートで飲むのが好きな人間だから、世の中の嗜好とかけ離れている自分の方がおかしいという事くらい自覚している。バッハはパンやケーキもおいしいですよ。
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 しかし、街の空気がここら辺から変わってくる。日本堤から南千住にかけては、景気が良かろうが悪かろうが、派遣切りがあろうがなかろうが、世の中の流れとは無縁の空気が流れている。今日は少しうろついてみたが、結構、満室のホテルなどもあって、にぎわいが感じられたほどだ。一番安いところで1800円というところがあった。2200~2300円くらいが普通だろうか。ここら辺の写真撮影は、さすがにパス。
 
 さて、泪橋や陸橋を渡って、小塚原の刑場跡へ。
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 延命寺の墓地に少し足を踏み入れてみたのだが、非常に狭い上にすぐ上を遠慮容赦なく電車が通る。墓地には墓地の風情のようなものがあってもいいと思うのだが、ここにはそんなものは微塵もない。 
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 「刑場として開創されてから二百余年の間埋葬された屍体は実に二十余万と称せられる」。

 帰って江戸時代末期の地図を見たら、「仕置場」とだけ記されていた。遊女の投げ込み寺で有名な「浄閑寺」と一本道でつながっており、両者の間に「火葬寺」があるという構図である。当初から意図されたものではなかっただろうが、こういうものが江戸城から見て鬼門の位置に当たるここら辺に造られたのは、自然の成り行きであったか?

 さて、今日ここに来たのは、昔に思いをはせるためではない。うなぎを食べにきたのである。
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 ここは、最近足が遠のいているが、学生の頃から何度も来た店。学生の頃から行列が絶えなかったが、その人気が途絶えないのは慶賀すべきこと。
 最近足が遠のいているのは、やはり行列を考えると二の足を踏んでしまうのである。今日は、夜の部が始まる4時に合わせて来ることが可能だったので、来ようと思ったのだが、そうでもなければ、とても来る気にはなれない。
 10分前に到着。既に何組か待っている。そのうち、何組かがタクシーや車で来店する。4時と同時に入店、小さなテーブルを案内される。
お重、白焼き、肝吸い、うまき、お新香を頼む。あたりを見渡すと、さすがに平均年齢は高い。
 この店の味を好きであるにもかかわらず、最近足が遠のいていたのは、畳の大広間ということも関係しているかもしれない。浅草近辺では、ちんやや小柳(の二階)、駒形どぜう等、昔からの店は畳の大広間で通しているところも多いが、私は畳は苦手だし、大広間という空間も好みではないので極力避けている。しかも、仮に隣に座った人が下らない話に興じていたりするのに長い間付き合わなければならないとすると、窮屈さが倍化されて最悪である。もっとも、店に入ったら下らなくない話などしないものなので、私のように感じるほうがおかしいのかもしれないが。
 
 しかし、今日はそういうことはなかった。私の後ろは男性6人組みだったが、もう現役をリタイアして悠々自適の日々の面々。多分、どこか大企業のOB会のようなものであろうか、途中で「34年組」という言葉が聞こえたから、昭和34年入社ということは・・・もう70歳前後の人たちだろう。また、「浅草支店」という言葉も聞こえたから、証券か銀行? 日本経済の全盛時を突っ走ってきた人たちだ。もう充分働いてきた人たちである・・・・。その結果、蟹工船がまた脚光を浴びる世の中が来ると誰が予想しただろうか。私の左隣は、女性の二人組。ひっきりなしにしゃべっているが、声が低いので残念ながら聞こえない。もう少し声を大きくしろと言いたかった。母と子供、若いカップル、初老のカップル二組、一家で来ましたという3人組、それとスポーツ新聞を読んでいる男性。一人で来店したのが私だけでないことに少し安堵する。10分位してお新香が来るが、これは激しく平凡。
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20分位して、うまき。これは柔らかくて美味いが、個人的には蕎麦屋の玉子焼きの方が好き。
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35分位して、白焼き登場。前回来たときは、かすかになまぐささを感じたが、今日は完璧に思えた。やはりこんな有名な店でも、こういうかすかなぶれは避けられないものだよなと感じ入る。しかし、あまりに美味いので、白焼き二皿みたいな頼み方ってできないかしら? と真剣に考えてしまう。白焼きの跡を追うように、40分経過したところでお重が登場。しかしまだ白焼きを食べ終わっていない。ここら辺の時間の加減は配慮してほしいとは思うが、大広間の料理屋って大体こんなものなんだよね。いずれにせよ、待ち時間の間に溜まった鬱憤を晴らすかのような勢いで食べ終えた。
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 勘定して表に出る。もう暗くなった山谷のドヤ街を通って帰路についた。
 









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