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ドイツの旅5 [雑感]

 今回の旅行の目的はケルン大聖堂でイースターを体験することであったが、いざケルンに到着して、大聖堂を一通り見た後は、肝心のイースターまでは、もう何もすることがなくなってしまった。博物館のような所に行くのも食傷気味である。晴れた土曜日だったが、この天気にふさわしい場所が思いつかないので、食事をしてホテルに帰ることにする。ただ、帰路の途中にあった「ナチス記録センター」に立ち寄ることにした。


 戦争に至る経緯や戦争犯罪の記録が、情緒性を交えずに残されている。フランクフルトにも類似の記念館があったのだが、すっかり忘れていた。ケルンの記録センターは、かつてのゲシュタポの本部だったところ。地下には独房があり拷問も行われていたらしい。壁にはいろいろな書き込みが消されずに残っている。

  

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 晴れた土曜日で、街は観光客であふれていたが、さすがにこういう場所に立ち寄る人は多くはない。多くはないが、熱心に資料に見入る若者たちがいたことが印象的だった。



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 ひときわ印象的だったのは、壁に書かれた次の書き込み。だいたい次のように訳すことができる。

 「誰一人君のことを思い出してくれる人がいないときでも、君のお母さんは君のことを思い出してくれる。ハンス・ヴァインスハイメ 1944」。



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 こう書くことによって、誰かを励ましたかったのだろうか。あるいは自分自身の生きる希望を消さないようにしたかったのだろうか。説明文を読むのを忘れてしまったのだが、そうした事実関係を確かめるのを忘れさせるくらい、この言葉は深く心につきささった。








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